2018年09月12日

「無趣味のすすめ」

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村上 龍 著
幻冬舎 出版

 著者個人の価値観が前面に出ているエッセイ集です。世の流れなどを忖度せず、自分の考えを表明している点に好感がもてました。

 そのきっぱりとした物言いに対し、受け入れられないと思ったり、なるほどと納得したり、さまざまな反応が起こる自分を見て、自らの価値観を再認識することができたと思います。

 共感できたことばを抜き出してみました。
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理想的なビジネスパートナーというのは、「その人がいなければやっていけない」ということではない。(中略) 一人でも充分にやっていける人同士が信頼とビジョンを共有することで、初めて理想的なパートナーとしての一歩を踏み出すことができるのだ。
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 ビジネスパートナーに限らず、パートナー全般に当てはまることだと思いました。
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読書というのは、必要に応じてすればいいもので、親や教師や上司に勧められて本を手に取ってもあまり意味がないし、また読書をすればそれでOKというものでもない。(中略) 読書が重要なのではない。情報に飢えるということが重要なのだ。
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 日々本を読むなかで、どうして自分が本を読むのかわかっていませんでした。情報に飢えているという自覚があるから本を読み続けているように思えました。

 同意できない内容であっても、著者の意見がすんなりと伝わってきたのは、さすが売れる本を書き続けている作家だと思います。
posted by 作楽 at 05:00| Comment(0) | 和書(エッセイ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする