2018年12月03日

「20 歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義」

20181203「20歳のときに知っておきたかったこと」.png

ティナ・シーリング (Tina Seeling) 著
高遠 裕子 訳
CCC メディアハウス 出版

『普通〜するでしょ』とか『それ常識でしょ』とか普段何気なく聞くことばですが、この本を読んで、もっと『普通』とか『常識』を疑ってもいいと思えました。

 著者は『My Dinner with Andre (アンドレとの夕食)』から、ニューヨーカーについて述べた以下のセリフを引用しています。

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「看守でもあり、囚人でもある。そのため、……自分たちがつくりあげた監獄を出られないし、監獄だと気づくことすらできない」
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 つまり人は、自ら周囲に檻をつくり、そこから出られない言い訳をし、囚われ続けているというのです。この檻を出ることを決め、檻の外にある無限のチャンスを掴みにいけば、すべてが変わるということを若いときに知ってほしいというのが、この本の主旨です。

 しかし自らの檻から出ていくことは、誰にとっても難しいことで、それを乗り越えた実例を著者はこの本で数多く披露しています。

 そのいっぽう解説で、三ツ松新氏は次のように書いています。

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諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授によれば、遺伝子的に、ドーパミン第四受容体の遺伝子内塩基の繰り返しが多いほど「新奇探索傾向」が強く、セロトニンが少ないと「損害回避傾向」が強まるそうです。ちなみにある調査では、新奇探索傾向の強い日本人が 7% であるのに対してアメリカ人は 40%、損害回避傾向の強いアメリカ人が 40% であるのに対して日本人はなんと 98% だったそうです。
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 ここからいえることは、遺伝子が異なる人たちと同じ条件でブレイクスルーを競うのはリスクが大きいということです。ただどんなときでも相手の思考と傾向を知っておくことは大切だと思います。
posted by 作楽 at 06:00| Comment(0) | 和書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする