2009年04月01日

「にほん語おもしろい」

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坪内 忠太 著
新講社 出版

「知っているからどうだと言うのだ?」と言われれば返すことばはないのですが、それでも雑学を読めば毎回「へぇ」と思います。今回は日本語の雑学ばかりを集めた本です。最近の日本語ブームのおかげで、こういう本が出回っている気がして、嬉しいです。

 今回、特に強く「へぇ」と思ってしまったのは次のようなもの。

「亀の甲より年の劫」というが、「亀の甲」とは?
 単に、年の劫の「こう」の音にかけて、亀があるのかと思いこんでいました。でも、占いの亀甲からきているそうです。占いに頼るのではなく、知恵に頼れということです。

木犀の香にあけたての障子かな (高浜虚子)
木犀にはなぜ実がならないか?
 日本に木犀が渡ってきたとき、雄株だけで、その雄株から増えたので、日本には雌株がなく、実がなるところを見られないそうです。
 だとすると、この木犀の雌雄がそろっている地では実が見られるということになります。見てみたい気がします。学生のころ、金木犀の香りが好きで、バス通学だったのにその季節だけバスに乗らず友だちとおしゃべりしながら小一時間かけて歩いて帰ったこともありました。わたしにとって、金木犀は懐かしい香りです。

「山本君はあの名門財閥の御曹司だからいずれ跡をつぐんだよ」という言い方は重大なミス?
 曹司というのは部屋という意味で、武家社会で、家督を継いだ跡取りの長男に養われ、一生を部屋で住み、居候として過ごす二男以下が御曹司だそうです。つまり、本来は跡取りの可能性がとても低い人のようです。現代では長男も次男も身分は同じなので、単に良家の坊ちゃんという意味での呼称になったとか。
 どこで意味が変わったのか、興味があります。次男以下にも遺産の相続権ができたときでしょうか。

 こんな雑学が295も並んでいます。ひとつの雑学あたり1ページ未満になり、ちょっとした隙間時間に読むのに最適です。ただ、295もあると、わたしのように覚えが悪いと、記憶に残らないものもかなり出てきて、少し寂しい気もします。
posted by 作楽 at 00:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 和書(日本語/文章) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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