2009年12月04日

「関西人の取扱説明書」

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千秋 育子 著
辰巳出版 出版

 「おいしい」ということばの意味は複数あると思います。ひとつは、食べものが旨いときに使います。また、仕事などで役得にありついたときなどにも使います。関西人の場合、後者の延長で楽をして笑いをとれたときなども、オイシイと言います。

 常に場を和ませることを考えている関西人は多いように思います。ただ、相手が初対面でツッコミを入れにくい場合など、難しい状況もあります。そういうとき、自分をネタに笑いがとれると重宝します。具体的には、外見上にツッコミやすい要素を持っている人などです。(こういうケースでもオイシイということばを使います。)極端に太っていたり痩せていたりも当てはまりますし、誰が見ても頭髪が薄かったりも当てはまります。

 こういう感覚でオイシイということばを使うのは、関西周辺に限定されるかもしれないと思っていたところ、この本にはしっかり載っていました。やはり関西人の特徴のようです。

 この本では関西人のことがかなり正確に描写されていると思います。関東の人たちと接するなかで、相手はこういう価値観を持っていないかもしれないと、普段から疑っていたようなことが次々と出てきました。もし、関西に転勤することになり不安に思われている東京の方などは、関西人をうまくあしらうヒントを得られるのではないでしょうか。そこまでいかなくても、少なくともコミック感覚で笑えると思います。(関西人の常日頃が、それだけでおもしろおかしく描けると思うと、凹まないでもありませんが。)

 なにしろ1000円(税別)なので、お得感はあります。
posted by 作楽 at 07:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 和書(関西) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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