2010年05月13日

「The Sixth Form at St. Clare's」

20100513[TheSixthFormAtStClares].jpg

Pamera Cox (Enid Blyton) 著
Egmont Books Ltd 出版

Fifth Formers of St. Clare's」の続き。シリーズ最終巻です。おもしろいトリックが仕掛けられているのですが、表紙でネタばれになってしまっている点が残念です。

 それでも、楽しめました。セント・クレアでの最終学年を迎えた双子パトリシアとイザベルはふたりして首席学生に選ばれ、その責務を果たします。もう真夜中にこっそり誕生日会を開くこともできなくなってしまいますが、1学期を終えただけで学校を去ってしまうヒラリーのために、先生から許可をとって堂々とパーティを開いてしまう行動力です。

 しかも、意地悪な同級生が、1年生が予定している真夜中の秘密の誕生日会を台無しにしようと企んでいることを知ると、無事誕生日会を開けるよう入れ知恵してあげるという憎い計らいまでできるようになるという成長ぶりです。

 個人的には、毎回愚かな真似をしてきたアリソンが下級生の助けになるほど成長したことがこの巻で一番楽しめました。

 子供向けの本だということもありますが、フェアであること、ユーモアを忘れないこと、助け合うこと、などの精神が貫かれていて、清々しく読めるシリーズです。実社会に出てしまうと、この作品で舞台となった学校のように品格ある場所に身をおくのはとても難しいので、読んでいてストレス発散になりました。全部で9冊読んだので、読み終えるのが寂しい気分になったくらいです。
posted by 作楽 at 00:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 洋書(Young Adult) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も幼少時代、おちゃめなふたごシリーズが愛読書でした。最近になってふと、また読みたくなり、せっかくだから今度は原書でと思い、調べていたら、こちらにたどり着きました♪ どの記事もとても興味深く、すぐにこのブログのファンになりました。素敵なブログ、ありがとうございます(^^)/
Posted by Mikota at 2011年03月25日 11:11
Mikota さん

コメントをいただき、ありがとうございます!
幼少時代お読みになったとのこと、とても羨ましいです。わたしも子供時代に巡りあえていたら、イギリスという国や寮暮らしにもっと早くに興味をもてたと思います。
ぜひ、英語でも愉しんでくださいね。
Posted by 作楽 at 2011年03月25日 18:29
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