2010年06月29日

「カエルはどこだ」

20100629[KaeruwaDokoda].jpg

アンジー・セイジ (Angie Sage) 著
斎藤 倫子 訳
東京創元社 出版

お誕生日の剣」の続編、いたずらアラミンタシリーズ第三弾です。シリーズ第一弾では幽霊を探し、第二弾では幽霊の誕生日プレゼントを探し、この第三弾ではカエルを探します。しかも探偵気分で。

 アラミンタがワンダを探偵助手に見立て、探偵の心得や悲哀を語りながらカエルの行方を追う姿は、このシリーズらしいユーモアが感じられます。また、それなりに探偵としてサマになっていて、展開も楽しめます。アラミンタの探偵に対する観察眼がそれなりに鋭いせいでしょう。容疑者を<誘導尋問>にかけようとしたり、容疑者を尾行中に見失ったとしても挽回しようとしたり、助手が使いものになるよう根気よく訓練しようとしたり。

 しかし、訓練されているほうのワンダも、いきなり<エンエキ>(演繹)などということばを持ち出し冴える推理を披露したりして、皮肉だけではなく探偵ぶりでもアラミンタに応酬するあたり、対等なコンビとして頑張っています。

 結末には少しほっこりできる場面もあり、この仲がいいんだか悪いんだかわからないコンビがさらに気に入りました。
posted by 作楽 at 00:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 和書(海外の小説) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック