2010年09月10日

「アメリカ文化史入門―植民地時代から現代まで」

20100910「アメリカ文化史入門」.jpg

亀井 俊介 編
昭和堂 出版

 入植者が西へ西へと向かった時代のことを知りたくてこの本を手にしました。幅広くトピックをひろい、アメリカという国の成り立ちを俯瞰できるよう構成されています。アメリカ文化を知るための最初の一冊としてはお勧めです。

 以下が目次です。

第1章 植民地の文化の形成
第2章 近代市民社会の形成
第3章 西部への道(トレイル)
第4章 歌声ひびく新大陸
第5章 金めっき時代
第6章 白亜の街の悪魔
第7章 ハリウッド映画、覇権の成立
第8章 性表現の規制と解放
第9章 新聞・雑誌の銀河系
第10章 メディアの文化革命
第11章 女性の文化
第12章 多文化主義と混血化
第13章 「アメリカの世紀」とその後

 わたしが知りたかった西部開拓時代のことは第3章でとりあげられています。よく耳にする「多文化主義」という概念やことばが意外と新しく1990年代に広まったと知った第12章は、常に人種問題を抱えるアメリカを知るうえで外せないことが述べられています。また、日本よりも男女平等という概念が広まっているイメージを持っていたのですが、こちらも意外と歴史が浅いことを第11章で知りました。

 章ごとに参考文献が記載されているので、もっと深く知りたい分野があれば、参考になると思います。アメリカ文化を広く浅く紹介する本というのは、ありそうで意外に見つからなかったので、価値ある本だと思います。
posted by 作楽 at 00:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 和書(欧米文化) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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