2010年12月02日

「Poison Study」

20101202「PoisonStudy」.jpg

Maria V. Snyder 著
Mira 出版

 攫みの部分から意外性が感じられ、ページを繰る手がとまらないファンタジー作品です。

 主人公エレーナは孤児だった自分を育ててくれた恩人の息子を殺した罪により、絞首刑になることが決まっていました。しかし、その執行は条件次第で猶予されると知らされます。その条件とは最高司令官の毒味役を務めること。首吊りで一瞬のうちに死ぬか、毒味でじわじわと迫る死と向き合うかの選択を迫られ、生き延びる道を選んだエレーナは、逃げ出す機会を窺います。

 しかしそう簡単にことは運びません。逃亡を防ぐための毒を飲まされていて、毎日解毒剤を服用しなければ死んでしまうのです。殺した相手の父親からは命を狙われたり、自分がどの程度生き延びられるかが賭けの対象されたり、と次々新たな問題がもちあがります。

 また毒味役としての話だけではありません。魔法あり、恋愛あり、と盛りだくさんです。

 展開が速くできごとを連ねるのに忙しいせいか内面描写などが少なく、わたしは多少物足りなさを感じましたが、それでも次は何が起こるのか気になり急いで読み進めたくなりました。

 これは三部作の一作目で、このあと「Magic Study」「Fire Study」と続きます。

posted by 作楽 at 00:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋書(Young Adult) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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