2011年02月03日

「聖書入門」

20110203「聖書入門」.jpg

ピエール ジベール (Pierre Gibert) 著
船本 弘毅 監修
遠藤 ゆかり 訳
創元社 出版

 聖書を知る入門書としては、残念ながらお勧めできる内容ではありませんでした。入門と謳われているわりには、基本的な知識を前提として書かれてあり、少なくともキリスト教と縁の薄い日本人には入門レベルと呼べる内容ではありません。また、カラー版ですが、その良さがあまり出ていませんでした。本文、絵とその解説、の二種類の内容がそれぞれが気ままに配置されていて読みにくい構成です。本文の内容を効果的に絵が補っているとは言い難いのが残念です。

 肝心の説明の文章に対しても、納得しづらい点がありました。たとえば優れていると評されていても、聖書自体を読んだことがなければ、どういう点がどう優れているのかという根拠の説明がなければ頷けません。

 唯一良かったと感じたのは、巻末にインデックスが設けられている点です。

 聖書を知る最初の一冊に選ぶのだけは避けるべき本だと思います。
posted by 作楽 at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 和書(宗教・神話) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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