2011年11月07日

「装飾庭園殺人事件」

20111107「装飾庭園殺人事件」.jpg

ジェフ・ニコルスン (Geoff Nicholson) 著
風間 賢二 訳
扶桑社 出版

 残りページ数が少なくなるにつれ、こんなわずかな紙幅でこの殺人事件の謎がすべて明らかになるのだろうかと、不安になりながら読みました。しかも巻尾直前になって、怪しげに見えていた登場人物が身の潔白を語りだしたときには、何が何だかわからなくなったほどです。

 そして結末。根底から何もかもが覆った気分を味わいました。

 ここまでごっそり引っくり返ってしまうと、それだけで強烈な作品の色になっていると思います。ただ、そのぶん、人によって好き嫌いがはっきりと分かれてしまうかもしれません。わたしは、読んでいるあいだ楽しめたので、読者を騙したかのようなどんでん返しを知ったあとでも、この作品に対して好印象を抱いています。

 こういうタイプの作品こそ、実際に読んだ方々の意見をそれぞれ聞いてみたい気がします。それぞれの登場人物がどうつながってくると推測しながら読んだかなどを聞けたら楽しいに違いないと思います。
posted by 作楽 at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 和書(海外の小説) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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