2012年02月01日

「ラッフルズ・ホーの奇蹟 <ドイル傑作集 5>」

20120201「ラッフルズ・ホーの奇蹟 ドイル傑作集 5」.jpg

コナン・ドイル (Conan Doyle) 著
北原 尚彦/西崎 憲 編
東京創元社 出版

 わたしにとって、コナン・ドイルといえばシャーロック・ホームズだったのですが、ホームズ以外にも、わたしの好みにあう作品があることが、この本を読んでわかりました。

 編者である北原氏の解説によると、ドイルの時代にはサイエンスフィクションという言葉はなく、科学ロマンスと呼ばれていたそうです。そのジャンルに属す作品を中心に編まれたこの短篇集には次の作品が収められています。

−ラッフルズ・ホーの奇蹟
−対外遊離実験
−ロスアミゴスの大失策
−ブラウン・ペリコード発動機
−昇降機
−シニョール・ランベルトの引退
−新発見の地下墓地
−危険!

 わたしにとってのベスト3は「ラッフルズ・ホーの奇蹟」「新発見の地下墓地」「対外遊離実験」です。どれも理論的には突っ込みどころ満載なのですが、読んでいるあいだに得られた楽しみの大きさで選びました。「対外遊離実験」は、こんなことが起こればいいなと子供時代に誰もが夢想するようなトピックが書かれてあります。「ラッフルズ・ホーの奇蹟」は、恋愛も絡みますし、科学も絡みますが、人間の描かれ方が直球だった点が好きです。「新発見の地下墓地」はその結末が気に入っています。

 どの作品もシンプルで、リラックスして読めます。
posted by 作楽 at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 和書(海外の小説) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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