2012年03月26日

「チェット、大丈夫か?」

20120326「チェット、大丈夫か?」.jpg

スペンサー・クイン (Spencer Quinn) 著
古草 秀子 訳
東京創元社 出版

ぼくの名はチェット」の続編です。

 チェットの身に何か起こるの? と不安にさせるようなタイトルですが、チェットは相変わらず元気です。驚いたときにいつも出てくるひと言「わおっ」も健在です。呻ってしまってから、尻尾をぶんぶん振って風を起こしてしまってから、情けない声を出してしまってから、それが自分だったのだと気づくところも相変わらずです。探偵バーニーの相棒チェットは、なんとも愛嬌あるワンコです。そのチェットが大丈夫かどうか問うた原因は、具体的には明かされていません。どうやら、獣医さんに何か指摘されたようですが、その詳細は次作で明かされるかもしれません。

”懐かしのバーニーとチェットが帰ってきた!”という印象を受けるのは、ぱっと見たところ単純に見える事件に裏があるところも、チェットのほうが探偵のバーニーよりも先に犯人に近づいてしまうところも、バーニーの懐が寂しいところも、チェットの愛嬌たっぷりの語りも、チェットのバーニーに対する愛情や信頼も変わっていないからだと思います。

 チェットとバーニーのコンビも、シリーズとして定着してきた気がします。
posted by 作楽 at 07:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 和書(海外の小説) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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