2007年01月22日

「Night Bus」

20070122[NightBus].jpg

Anthony Horowitz 著
Orchard Books 出版

 騙されやすい人と騙されにくい人に分類すると、私は、間違いなく騙されやすい人に入れられてしまうタイプです。心のどこかで、人を騙すよりは、騙されているほうが気持ちが楽、という思いがあるので、たぶん、死ぬまで騙されやすい人なのだと思います。本音では、絶対人を騙すことなく、人に騙されることもない人になりたいのですが、なかなか騙す側のことをまったく考えずに、騙そうとしている人を見抜けないものです。

 でも、そういう私の単純なところは、本を読む上では、かえって都合がいいのかもしれません。作者のミスリードに簡単にひっかかり、「えー、そうなるの?」と、結末で受ける衝撃が、たぶん人よりずっと大きいと思います。

 「Night Bus」には、3編の短編小説が収められています。「the Night Bus」「the Hitchhiker」「the man with the Yellow face」です。なぜか、「the Night Bus」は、私にも結末が予測できてしまったのですが、「the Hitchhiker」は、結末で、まさしく「えー、そうなるの?」と驚いてしまいました。

 ハラハラドキドキ感をうまく盛り上げている短編が集められていると思います。かといって、夢の中で反芻してうなされてしまうほどの怖さでもありません。ほどよく楽しめるスリルだと思います。

 英語の本は読むのが億劫で、と躊躇されている方には、短くて、読み始めると先が気になってしまうこういう本はお勧めです。
posted by 作楽 at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋書(Age:9-12) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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