2014年02月03日

「世界基準で夢をかなえる私の勉強法」

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北川 智子 著
幻冬舎 出版

 わたしにとっては、物足りない内容でした。おそらく、学業中心の生活をされている高校生や大学生を読者として想定した本なのでしょう。著者は、高校生で経験したホームステイをきかっけに、カナダで大学を卒業して修士課程を終えられたあと、アメリカのプリンストン大学で博士課程を修め、ハーバード大学でカレッジ・フェローというポジションを得て歴史を教えられたそうです。そしてこの本の執筆時は、イングランドのケンブリッジで数学史を研究されていたということです。

 著者が前向きな姿勢をもち、労力と時間を注ぎ、勉学・研究に励まれたことは、伝わってきます。ただ、その勉学・研究を通して、最終的に手に入れたいもの(タイトルの「夢」の部分)が何なのかは伝わってきませんでした。また、「世界基準」とはどのような基準なのかも、はっきりしません。世界のトップレベルと言われる教育機関で、学業を修めることなのかもしれませんが、それが夢に果たす役割もわたしには見えませんでした。

 予定の立て方、週末の過ごし方、論文の書き方などの勉強に関する方法論に限っていえば、もっと具体的で実践にうつしやすい手法が提示された本はいくらでもあると思います。

 著者は、幾度となく「カジュアルに、エンドレスに」勉強すると書いています。エンドレスというのは、目指すものや状況の変化に合わせながら、終生学び続けることかなと、わたしなりに理解しました。だったら、その夢や目標が勉強法とともにもう少し具体性があれば、ありきたりの勉強方法を補う読み応えのある本になった気がします。
posted by 作楽 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 和書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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