2014年02月07日

「氷の女王が死んだ」

20140207「氷の女王が死んだ」.jpg

コリン・ホルト・ソーヤー (Corinne Holt Sawyer) 著
中村 有希 訳
東京創元社 出版

老人たちの生活と推理」の続編は、やっぱり老人ホームの入居者が殺されるところから始まります。変化の少ない老人ホームでそう頻繁に入居者が殺されたら大変というお決まりの突っこみはさておき、今回殺されたのは、氷の女王です。人の気持ちを弄ぶかのような嫌がらせばかりをする氷の心の持ち主が入居早々殺されてしまいます。

 捜査員として派遣されたのは、前作でお馴染みのマーティネス警部補とスワンソン刑事。主人公のアンジェラとキャレドニアの性格を熟知しているだけあって、マーティネスは、素人探偵が出張ってこないように先手を打ったつもりですが、当のアンジェラとキャレドニアは、そうは問屋が卸さないとばかりに屁理屈を捏ね、刺激満載の犯人捜しに乗りだし、捜査チームの一員に加わって役に立っているという実感を得んと張り切ります(役に立つことをしているという実感が欲しくて堪らないあたり、心境がよく伝わってきます)。

 今回も、内部事情に通じるアンジェラとキャレドニアが刑事ふたりを助け、事件解決となるわけですが、今回もやはり謎解きというより、アンジェラとキャレドニアの個性に魅せられて、あっという間に最後まで読み切ってしまいました。このシリーズはまだまだ続くので、まだまだ読んでしまいそうです。
posted by 作楽 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 和書(海外の小説) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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