2014年11月14日

「キャプテン・アメリカはなぜ死んだか」

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町山 智弘 著
文藝春秋 出版

教科書に載ってないUSA語録」や「知ってても偉くないUSA語録」がおもしろかったので、同じ著者という理由だけで読んでみました。

 日本でワイドショーと呼ばれている番組でとりあげられるような些かショッキングな事件とその背景の説明だったり、人気のテレビ番組の紹介だったり、著者自身の周辺で起きたできごとだったり、著者が得意とする分野である映画の話だったり、日本人から見て意外に感じられるであろうアメリカの一面がとりあげられています。

 わたしがわかりづらいと思った話題は、人種差別、宗教と政治のかかわり、格差社会です。

 たとえば、人種間の垣根がわかったようなわからないような気になる番組が紹介されていました。

 両親と子という三人家族が二組登場します。一方は黒人家族で、もう一方は白人家族ですが、その家族たちが特殊メイクを経て、入れ替わります。つまり、白人家族は黒人家族になりすまして、黒人たちと交流を持ちます。逆に、黒人家族は白人家族になりすまして、白人たちと交流を持ちます。どちらも周囲を欺いている点は同じなのですが、双方が同じだけ苦しむわけではないようです。差別が根底にあるからなのでしょうけれど、感情面で理解するのは難しいと感じました。

 アメリカの会社に勤めていながら、アメリカという国も文化もわかっていないのだと、複雑な気分になりました。
posted by 作楽 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 和書(エッセイ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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