2015年02月17日

「Skipping Christmas」

20150217「Skipping Christmas」.jpg

John Grisham 著
Dell 出版

 大学を卒業した娘が2年間ペルーに行くことになったのをきっかけに、ことしはクリスマスをスキップしてしまおうと決めた夫婦の話です。

 アメリカの中流家庭がおくるクリスマスとは、いやはやこんなに手間のかかるものなのかと同情するものの、やっぱり笑ってしまいます。たとえば、クリスマス・ツリー。日本のようにプラスチック製ツリーを毎年使いまわすのではなく、おとなの身長を超える高さの木をトラックいっぱいに積みこんでボーイスカウトが各家庭を訪ねて売るようです。(もちろん保護者が付き添うわけですが。)その利益がボーイスカウトの活動費になったりするわけですから、毎年買ってくれている家庭のぶんを当てこんで木を仕入れ訪ねてきたところへ、ことしはクリスマスをスキップするからツリーは不要と言えば、やっぱり気まずくなるわけです。そのほかにも、クリスマス・プレゼント、クリスマス・カード、クリスマス・パーティ……。きわめつけは、住宅街ごとにクリスマスのライトアップを競うイベントです。ご近所さんの屋根はみなスノーマンでキラキラと飾られているのに1軒だけ真っ暗となれば……。

 しかも終盤にとんでもないハプニングが起こります。

 ジョン・グリシャムといえば、リーガル・サスペンスしか知らなかったのですが、ほのぼのハッピーエンド作品も悪くありませんでした。
posted by 作楽 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック