2007年06月01日

「あなたに奇跡を起こすやさしい100の方法」

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Colin Turner 著
早野 依子 訳

 もう10年も前に、1年間だけ留学したことがあります。留学前、同時期に留学することになった女性と、何を目標に留学を決めたか話したことがあります。彼女は、英語力をつけて映画の字幕翻訳者になりたいと話していました。そのとき、私は心の中で、こう思っていました。需要が少ないし、すでに名の通った字幕翻訳者がいるのに、彼女が仕事を得られる可能性はないだろうな、と。

 ふとした拍子にその話を私の親友にありのまま話したことがありました。私の子供の頃からの友だちはこう言いました。「でも、その有名人だって、いつかは引退するよね。その女の子にだって、可能性があるんじゃないの。」

 はっとしました。

 私は彼女に対して思ったことを、ずっと自分に対しても思い続けてきたのです。

 でも、可能性を狭める必要など何もないのです。

 この「あなたに奇跡を起こすやさしい100の方法」にも同じようなことが書いてあります。「事実がどうなのかは問題ではないのだ。事実はいつも、人間が自分の決定を正当化する理由を提供するために変わってしまう。」

 需要が少ないとか、すでに地位を確立した強敵がいるとか、それらは事実かもしれません。でも、それを何かをしない決定に使うか使わないかは自分次第なのです。

 また、この本では、自分がしたいことを知っているのは自分だけ、とも書かれています。

 自分がしたいことに耳を傾け、しなければならないと(論理的に考えたことではなく)感じたことを行動に移し、実現に向けて継続的努力を怠らず、常に結果をイメージし続ける。それが大切だと再認識させてくれる本です。

 この本は、成功を手に入れるためのハウツウ本の1冊に過ぎないと思えるのも事実です。一方、目標リストのサンプル、計画(目標を達成するための計画)フォーマット、褒賞チャート(何か小さな目標を達成したら、自分にごほうびを与えるための計画)のフォーマットなど、行動に移すちょっとしたきっかけがあれば、どうやって行動に移せばいいのかが、具体性をもって提示されている点が優れていて、他のハウツウ本に比べて差別化に成功している本とも言えます。

 自分を変えるのは自分、あらためてそう認識できた本でした。
posted by 作楽 at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 和書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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