2016年06月25日

「麒麟の舌を持つ男」

20160625「麒麟の舌を持つ男」.png

田中 経一 著
幻冬舎 出版

 タイトルの麒麟は、想像上の生き物のほうのキリンです。それほど卓越した舌を持つ男は、一流の料理人ですが、経営していた店の借金を背負い、思い出の食事を人生最後に食べたいという願いを叶える仕事で細々と借金を返済する日々です。

 そんなとき、莫大な報酬をエサに奇妙な依頼が舞いこみます。その奇妙な依頼は、簡単には実現できそうになく、その行方を知りたくて読み進めるものの、結末には、その依頼には別の目的があったことが明かされます。

 その意外な結末に向かって巧みに伏線が張り巡らされていて、料理と家族愛という軸のほかにミステリとしての軸もしっかり存在を主張していました。
posted by 作楽 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 和書(日本の小説) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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