2016年09月30日

「日本のタブー」

20160930「日本のタブー」.png

副島 隆彦/SNSI副島国家戦略研究所 著
ベストセラーズ 出版

 本質的な部分を知ろうとせずにものごとをイメージで判断してしまうことは、誰にでもあると思います。そしてそのイメージが誰かによって巧妙につくりあげられたものならば、その本質を見極めることは、一種のタブーといえなくもありません。タイトルのタブーは、そういう意味です。

「日本じゅうの人々が間違ったイメージに捉われているが、正しくはこうだ」と、敢えて(禁を破って)真実を披露しようという語調で始まりますが、SNSI副島国家戦略研究所 の関係者がそれぞれ10ページ程度で述べる各論は、そこまで大層な内容ではありません。たとえばある人は、魂は不老不死だと根拠を述べることなく唐突に主張し、あとは延命治療や尊厳死の話題でお茶を濁しています。人の思い込みを覆そうという意気込みなら、もう少し論理的に展開すべきでしょう。

 過激な導入で読者をつって、薄っぺらな内容を言いたいように言っているだけに見えて、あまり印象がよくありませんでした。
posted by 作楽 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 和書(エッセイ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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