2007年06月11日

「マネーロンダリング―汚れたお金がキレイになるカラクリ」

20070611[MoneyLaundering].jpg

 今年から、10万円を越える振り込みには身元確認が必要になりました。マネーロンダリング防止策の一環です。

 マネーロンダリングの手口にはどういうものがあるのか、詳細を知りたくて、この本を手にしました。

 が、しかし、期待に応えてくれた部分も半分ありましたが、そうでない部分も半分という、全体としてはあまり満足できない内容でした。

 そもそも、タイトルに「汚れたお金がキレイになるカラクリ」とある以上、そのカラクリについて細かく知りたいから手にしたのに、説明されている半分以上は、アングラ・マネーの作られ方。どういう犯罪で、どういう時期にどの程度の量のアングラ・マネーが作られたか、各国の状況を比較しながら、どの程度のダーティマネーがマネーロンダリングされているはずか、また私たち一般市民を含む表の経済に与える影響はうんぬん、といった感じです。

 そもそも、数字の話をしても、アングラである以上、憶測にしか過ぎないのですから、判明したマネーロンダリングの手口や推測される手口に内容を絞ったほうが、役立つ内容になるのではないかと思います。

 途中からマネーロンダリングのカラクリから逸れて、脱線してしまったけれど、最後には本来の路線に戻れるかと思ったのですが、途中からは脱線しっぱなしで、復帰はありませんでした。

 マネーロンダリングを扱ったノンフィクション本は少なく、期待していただけに、とても残念でした。

 やはり、こういう犯罪の手口を説明する、というのは本にはできないのでしょうか。だったら、このようなタイトルは控えるべきでではないでしょうか。
posted by 作楽 at 00:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 和書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック