2017年01月27日

「日本語どっち⁉」

20170127「日本語どっち⁉」.png

北原 保雄 著
金の星社 出版

問題な日本語」の著者が書いた本なので、読んでみました。期待とは少し違って、こちらは対象読者の年代が、少々低めに設定されているようです。高校生あたりではないかと思います。

 AとBを提示して、タイトルにあるように、どっちが正しいか問い、正解を説明する構成になっています。

 読者層が高校生くらいかと思って読み始めたものの、A/Bの選択を間違えてしまったものが、いくつかありました。

『一段落』。これの読み方として正しいのは、次のどちらでしょう。A.いちだんらく、B.ひとだんらく。

 正解は、A.いちだんらく、のほうです。

「一仕事」(ひとしごと)「一安心」(ひとあんしん)「一苦労」(ひとくろう)といった読み方に影響されたのではないかと著者は分析しています。まさにわたしのことです。

『さわり』。この言葉の意味として正しいのは、次のどちらでしょう。A.物語や歌、芝居などの最初の部分。出だし。B.物語や歌、芝居などの、いちばんの見どころや聞きどころ。

 正解は、B.いちばんの見どころや聞きどころ、のほうです。

「さわり」は、もとは人形浄瑠璃で、義太夫節以外の流派の節を取りいれた部分のことだったそうです。その部分が最高の聞かせどころだったことから、見どころ、聞きどころの意味で広く使われるようになったとか。ずっと昔からも間違えて使っていたなんて、恥ずかしい話です。
posted by 作楽 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 和書(日本語/文章) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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