2018年01月13日

「一生疲れない人の「脳」の休め方」

20180113「一生疲れない人の「脳」の休め方」.png

菅原 道仁 著
実務教育出版 出版

 キャッチーなタイトルですが、脳の休め方に限った内容ではなく、生活の向上を幅広く扱っています。著者が脳神経外科なので、研究結果などの根拠があり、その点が高く評価できます。

 1.考えたこともなく驚いたこと、2.言われてみれば思いあたること、3.やはりそうだったのかと納得できたことがありましたが、それぞれ印象に残っているのは、以下です。

1. 考えたこともなく驚いたこと

 座りっぱなしの生活は、寿命に大きな影響を与えるそうです。シドニー大学のエイドリアン・バウマン教授らによる調査では、1日あたり合計11時間以上座っている人は、どれだけ運動をしていても、3年以内に死亡するリスクがそうでない人より40%高いと判明したそうです。また1日に合計して8〜11時間座っている人は、座る時間が4時間以下の人に比べ、死亡するリスクが15%も高いそうです。

2. 言われてみれば思いあたること

 ロンドン大学の精神医学学科チームは、「Eメールや電話によって気を散らされたときにビジネスパーソンのIQは低下し、徹夜明けの数値とほぼ同等になる」と発表しています。別の研究ではマルチタスクの切り替えによって、生産性が40%も下がるとした報告もあるそうです。
 ひとつのことしか集中できないと割り切って、メールや電話に割く時間をまとめるのが効率的なのでしょう。

3. やはりそうだったのかと納得できたこと

 ストレスを感じている友人や家族、同僚に会うと、自分まで瞬時に影響を受けてしまうことがあり、ある研究によると、ストレスを感じている人を見ただけで、被験者の26%がコルチゾール(ストレスホルモン)のレベルが高まったそうです。こういった「セカンドハンド・ストレス(周囲から受けるストレス)」は、知らない相手より恋人の方がより感染力が高いことがわかっていて40%の人が恋人の状況に影響を受け、見知らぬ他人のストレスに影響を受けた人も24%存在していたそうです。
 ストレスと上手に付き合うようにするとともに、それができていない人には極力近づかないほうが良さそうです。
posted by 作楽 at 05:00| Comment(0) | 和書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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