2018年08月28日

「たったひと言で変わる! ほめ言葉マーケティング」

20180828「ほめ言葉マーケティング」.png

田村 直樹/藤咲 徳朗 著
コスモトゥーワン 出版

 高い従業員満足 (ES:エンプロイーサティスファクション) が、高い顧客満足を生みだすという論理 (インターナルマーケティング) は、納得のいくものです。だから、従業員満足をあげるために、褒めるという行為をビジネスの場にも取りいれていきましょうという考えも理解できます。

 ただこの本を読んでその内容を実践しようという気にはなれませんでした。説明のためにものごとが簡略化されすぎていて、実際に起こりうる問題を解決できるレベルの知識は得られないからです。

 たとえば『ありがとうメッセージ』を社員同士で伝えあうカードを作ることが紹介されています。『Thank you カード』を書くというイベントを社内で経験したことがありますが、末端レベルでは、下位ポジションの社員は、上位ポジションを褒めることを強いられているようにしか受けとれないと大変不評で、残念ながら不評のまま打ち切りとなりました。

 本書でも、『ストローク』(交流分析における、人々の会話や笑顔のやり取り) の解釈には個人差があることが説明されています。つまりポジティブな意味で発したことばも、ネガティブに受けとられることはあるということです。『Thank you カード』でわたしたちが経験したこともそれと同じですし、そういった経験は誰にでもあると思います。

 わたしが知りたいのは、伝えたいと思った内容と違う受けとり方をされた場合、それをどう把握し、どう修正していくかです。基本のキだけでなく、もう少し実践的な内容があれば良かったと思います。
posted by 作楽 at 05:00| Comment(0) | 和書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]