2007年07月09日

「Chasing The Falconers (On the Run)」

20070709[ChasingTheFalconers(OnTheRun)].jpg

Gordon Korman 著
Scholastic Paperbacks 出版

 「Rose Queen」のMissing Personsシリーズと同じく、未成年が犯罪に関わってしまうシリーズ。といっても、こちらも、なんともいえない複雑な事情があり、いたしかたないといった雰囲気で、同情してしまいます。

 この本が、Missing Personsシリーズと大きく違うのは、ハラハラドキドキ具合です。Missing Personsシリーズの比ではありません。Missing Personsシリーズ第1巻の「Rose Queen」は、とりあえず逃げ出したものの、逃亡先ではそれなりに穏やかな日常を手に入れられそうな雰囲気で終わります。一方、こちらは、どこまで逃げるのかさえもまだ見えず、追いかけられている状況の中、ある人を追いかけなければならないという使命を背負っているのです。

 主人公は、15歳の少年Aidenと11歳の少女Meg。ふたりは、少年矯正施設で生活していますが、別に犯罪を犯したわけではありません。両親がある事件の犯人として逮捕され、終身刑を宣告されてしまったため、行き場がないだけなのです。もちろん、親戚からは冷たい目で見られ、ひきとってもらえるどころの話ではありません。

 しかし、彼らは親戚と違って、両親の無実を信じているのです。

 博士号を持ち、教授という職に就いていた両親は、犯罪学者です。あるとき、CIAのある捜査官の依頼を受け、テロリストを見つけ出すのに協力します。しかし、両親の情報がテロリスト側に漏れ、テロリストは探し出されていることを知ります。そのことにより、状況は一変します。両親はテロリストに加担した、つまりテロリスト幇助の罪で訴えられてしまうのです。CIAからの依頼であることを証明できればいいのですが、その捜査官が名乗りでてきてくれず、会うことができません。

 そして、AidenとMegが目指すのは、そのテロリスト探しを持ち込んだFrankというCIAの捜査官を探し出し、両親の無実を証明するというもの。

 15歳の少年と11歳の少女には大き過ぎる負担だとAidenは思いながらも、Megの一途な思いに突き動かされながら、施設から逃亡した後、Frankの手がかりを探します。

 とにかく、スケールが大きい分、スリルも大きいので、ドキドキ感を味わいたい方はどうぞ。
posted by 作楽 at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋書(Age:9-12) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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