2007年11月21日

本から見る、中国から見た日本のイメージ

 仕事で北京に行く機会がありました。英語や日本語がどこでも通じる街ではないので、仕事以外で外に出掛けることもありませんでした。でも、本が好きなので、ホテルのコンシェルジュに教えてもらい、北京で一番大きいという書店を行ってきました。高層ビルの一角にあり、コンピュータ関連、語学関連、美術関連、経営関連と、かなりの専門書も扱われている大型店でした。

 美術や経営などの本は見てもさっぱりわからないのですが、コンピュータ関連の場合、ソフトウェアやコンピュータ言語が中国語に置き換わらないので、どの程度の品揃えなのか、かなり正確に把握できます。その感触からいうと、人気のあるソフトウェアが日本と多少違うと思いましたが、日本と同程度の情報を得られるだけの本がありました。驚いたのは、その値段。円に換算して考えると、多少安いと感じる本もありましたが、あまり日本で購入するのと差異がありません。日本に比べると物価が安く、人口が多い(コンピュータエンジニアの絶対数も多くなると推測します)ので、なんとなく法外な値段に感じます。

 コンピュータ関連書籍売り場の横では、コンピュータソフトのミニセミナーのようなものも開催されていました。やはり、コンピュータに対しては、熱が入っていると思われます。

 もうひとつ、売り場の占有面積が多かったのは、英語関連。語学習得のコーナーも広ければ、ハリー・ポッターを始めとする洋書もかなり品揃えで売り場を広く占めていました。すぐ隣にある先進国、日本の言語に対する学習熱も高いかと思っていたのですが、英語と比べると、日本語関連の書籍は10分の1どころか、20分の1から30分の1くらいに感じました。日本人として少し寂しい思いがしましたが、いい収入になる仕事に結びつきにくくなった現状を考えると、仕方がないのかもしれません。

 その英語関連の書籍売り場で、英語で日本が紹介されている本を見つけました。

20071121[Japan]-1.jpg

 お隣の国なので、まさか中国人が、未だに日本人が着物を着て暮らし、女性が三つ指をついて帰宅する夫を迎えるなどとは思っていないと思いながら読んだのですが、なんとなく日本で生まれ育った者としては複雑な気持ちのする紹介ページがありました。


tr>
20071121[Japan]-2.jpg20071121[Japan]-3.jpg


 わずか23ページの本なので、紹介できる内容がかなり限定されているのに、ファッションに関して紹介されているページがこれです。全人口に対する割合を考えると、誤解されているような気がします。

 しかし、それ以外の面では、ページ数を考えると、多方面において基礎的なことが紹介されています。でも、日本に住む私の感覚としては、ファッションのページを除いて、まだ昭和の日本といった時代を感じさせます。

 逆に、私が抱いている中国のイメージも20年くらい前の実状程度かもしれません。
posted by 作楽 at 00:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 本屋さん/ブックカフェ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Long ago を紹介する文では、江戸時代と平安時代が絡み合ってかなり面白いことになっているような・・・。Today のところでも、確かにきものを日常的に着ているひとはほとんど見かけないですから、誤解といえば誤解ですね。花火大会とかお祭りとかでも、洋服のひとのほうが多いはずなのに・・・。

でも、これって、日本の人たちが中国に対して抱いているイメージにも同じことがいえるのかもしれない、というのはありますね。

(わたしは中国を訪れたことはないのであくまで伝聞なのですが、)上海なんかだと、下手をすると東京以上に都市化しているところもある、と聞いたことがあります。でも、沿岸部と内陸部の経済格差が激しいことになっているそうなので、内陸部の地方都市とか農村とかなんかに行くと(日本をベースに置いたイメージとは)全然違う光景が広がっているのでしょうね・・・。
Posted by nadmirer at 2007年11月22日 05:10
nadmirer さん

コメント、どうもありがとうございます!

今は、着物といっても、花火大会の浴衣とか、成人式や披露宴の振袖などがほとんどだと思うのですが、写真のような化粧と合わせていらっしゃる方を私自身はまだ見たことがありません(^^;

あと、上海の都市化は、確かにすごいらしいですね。私の知人は、「北京への転勤は受けられないけど、上海なら考えてもいいかも」と言っていました。生活水準が違うそうです。

ほんの数時間で飛んでいけるお隣なのに、お互いに意外と知らないものですね。
Posted by 作楽 at 2007年11月24日 20:29
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック