2008年05月13日

「ベリーショーツ 54のスマイル短編」

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よしもとばなな 著
ほぼ日刊イトイ新聞 編
東京糸井重里事務所 出版

 ツッコミどころ満載です。多すぎて、どこをつっこめばいいのかさえ、だんだんわからなくなってくるような本です。装丁があの有名な祖父江慎氏なので、わかる気もするのですが。

 まず、しおりがとっても長くて、「どうしろっていうねん」とツッコミたくなります。が、しかし、「とても長いしおりがついています。本にクルクル巻いたりしてくださいね」と予防線が張られています。

 次に、唐突に薄っぺらな写真がはさまっています。その裏には、こう書かれています。

877
978-4-902516-06-7

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 ということは、「No.01やNo.06もあるということなのか」と思ってしまうのですが、実際のところはどうなんでしょう。まったく同じ本をもう1冊買って確かめる根性がありませんでした。(足りないのが、根性ではなく、お金という現実もあるのですが。)

 あと、思わぬところで、文字が曲がってます。というか、くねってます。文字が一部分だけ大きくなっていたり、色がついていたり、最近ではそれくらいでは、「へぇ」と思わなくなっているのですが、さすがに湾曲していると気になります。

20080513[VeryShorts4].jpg

 本のオモテの話ばかりで、内面に入っていけないので、このくらいにしておきます。

 よしもとばなな氏の本当に短い話が54詰まっているのですが、どれも、これだけそぎ落としても楽しい文章になるんだ、というお手本のようなものです。

 私が気に入っているのは、子どもネタ。生まれた直後のことから2歳半あたりのことが書かれているので、もともと素材がおもしろいというのもありますが、独特の観察眼と表現力が、文章の短さに関わらず、おかしみを醸し出しています。

 その上をいくのがワンコの散歩。最後にひとこと、強烈な比喩があります。

 こういうものを生み出すことができるって、「ほぼ日刊イトイ新聞」は、やはりすごいのでしょう。
posted by 作楽 at 00:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 和書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
わたしのには、877の横に<NO.6>って書いてありましたよ!ほかの数字は、全部いっしょでした。
読んでいると、いらないところの力がぬけていくよい本ですね!
Posted by コトリ at 2008年05月14日 12:26
コトリさん

コメントありがとうございます!
それに、私の観察力は、コトリさんの観察力に遠く及びませんでした。私のにも、たしかに番号がありました!<No.05>でした。ますます気になってしまいます。Noが連番で、コトリさんと番号が続いているなら、なんだか嬉しいですのですが。
Posted by 作楽 at 2008年05月14日 22:06
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