2017年01月23日

「第4次産業革命で一人勝ちする日本株」

20160124「第4次産業革命で一人勝ちする日本株」.png

菅下 清廣 著
実務教育出版 出版

『資産はこの黄金株で殖やしなさい』というシリーズの2017年上半期版です。12月2日に出た本で、アメリカの大統領がトランプ氏になったというニュースは盛り込まれています。

 わたしは、株式売買には馴染みがないのですが、この第4次産業には興味があり、どのような企業の名前が挙げられているのか気になり、読んでみました。前半は、第4次産業革命全般について説明があり、後半は、著者が押す株式銘柄について、個々に説明がされています。推奨銘柄は、4つにグループ分けされてあり、ローリスク・ローリターンタイプから、ハイリスク・ハイリターンタイプまで、幅広く取り揃えられています。そのため、投資に興味にある方にとっては、実践的な内容ではないでしょうか。

 わたしが興味を持っているAIが、どういうかたちで日常に入り込んでくるのか、どのような企業がリードするのか、といった類のことは細かく説明されていないのですが、第4次産業革命は、わたしが思っていた以上にスピード感をもって、進むという印象を受けました。(あくまで、政府の高い行動力を前提とした著者の予想です。)

 もし本当に、東京オリンピックの前に、かなり大きな変化が起これば、企業の明暗も分かれるのでしょう。そこがタイトルの『一人勝ち』につながってくるようです。IoTなどの変化が、本当に目前に迫っているのなら、楽しみです。
posted by 作楽 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 和書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月09日

「坐骨神経痛は99%完治する」

20161209「坐骨神経痛は99%完治する」.png

酒井 慎太郎 著
幻冬舎 出版

 内容紹介で、「足がしびれる、座るのがつらい、長時間歩けない、よくこむら返りが起きる……これらすべてが、一気に解決します!」とあって、この「よくこむら返りが起きる」に該当するうえ、いままで何度か腰痛に見舞われた経験から、興味がわいたので読んでみました。

 この本に書かれてあることを短くまとめると『あまり知られていない事実として、坐骨神経痛のほとんどの原因は仙腸関節の不調にあり、仙腸関節を調えれば、痛みはなくなる』というものです。少し要約しすぎの感もありますが、これだけです。仙腸関節の治療(関節包内矯正・かんせつほうないきょうせい)をしてもらえるクリニックが周辺にあるのなら、それでこの本の役目は終わりです。

 ただ、そういったクリニックが周囲にない場合を想定して、どのようなセルフケアを施せば仙腸関節を調えられるかも、後半に記載されています。いたってシンプルなケアなので、この本を読みさえすれば実践できると思います。必要なものは硬式テニスボール3個と毎日15分ほどの時間を割く根気だけです。

 拍子抜けするようなシンプルな対処ですが、わたしの周囲に脊柱管狭窄症に悩むひとも複数いるので、教えてあげたいと思います。
posted by 作楽 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 和書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月08日

「緑のカプセルの謎」

緑のカプセルの謎.png

ジョン・ディクスン・カー (John Dickson Carr) 著
三角 和代 訳
東京創元社 出版

 1939年に発表されたミステリだとは俄かに信じがたいほど、色褪せた感じがしません。現代のデジカメには遠くおよばない、音声すら入っていない映像が重要な証拠なので、もちろん作品の古さを実感することはできます。それでも、ひとが陥りやすい錯覚を利用したトリックは、妙に説得力があります。わたしが、もしこんなふうに誘導されたら、うまうまと罠に嵌められることは間違いないと言い切れるほどです。

 見事なトリックで成り立つその事件は、ある事件のトリックを解明するために実施された実験を巧みに利用したものでした。しかし、その実験の意図がどこにあったのかも、どのようにその実験が利用されたのかも、皆目見当がつかないところから、ヒントが小出しにされていきます。そんな展開のなか、途中で読むのをやめるなんてことはできず、ついつい読んでしまいました。

 そしてすべてが明らかになり、ずいぶんと巧妙なトリックだとひとしきり感心したあと初めて、少々偶然に頼りすぎた展開があったことに気づくといったありさまで、すっかり騙されてしまいました。発表から半世紀以上経って、新訳で再登場する作品だけのことはあります。堪能いたしました。
posted by 作楽 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 和書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月12日

「日本の地価が3分の1になる!」

20161112「日本の地価が3分の1になる!」.png

三浦 展 著
光文社 出版

 インパクトのあるタイトルです。このタイトルの根拠となっている考え方は、老年人口(65歳以上)を生産年齢人口(20〜64歳)で割って求められる「現役世代負担率」と地価の関係です。「現役世代負担率」が大幅に上昇すれば、地価は大幅に下落し、地域によっては3分の1になる可能性もでてくるというものです。

 そう説明されると、そんなことは知らなかったと驚いてしまいそうですが、冷静に考えると両者の関係は想像がつきます。たとえばニュータウンということばであらわされる地域は、日本経済が右肩あがりで人口が都市に集中しだしたとき、都市周辺に一気に開発されました。最初は比較的お手ごろな価格で30代を中心とする世代が住み、人気が出て地価があがり、若い世代が移り住むことが難しくなって、かつて30代を中心としていた街が40年経過して70代を中心とする街になり、税収が減り、商業地域が減り、大幅に地価が下がるというシナリオです。逆に、昔から下町として知られる地域は、常に若い人の流入も流出もあり、土地が流通し、「現役世代負担率」の増加もニュータウンなどに比べると緩やかです。

 しかしこの「現役世代負担率」を正確に地域別にシミュレーションするのは極めて困難に見えます。相対的に差が発生すると、それを見て、人々の流れも変わりそうです。ただ、そのことを考慮しても敢えて地域別の具体的な数値を示したことは著者の警鐘ではないでしょうか。地価の大幅下落は実際に起こってもおかしくない話ですから。

 もうひとつ、本書では、この老年人口の定義を65歳以上から75歳以上に変えると、「現役世代負担率」が2040年でも2014年と同程度に維持できる、つまり大幅な地価の下落は起こらないという仮説も披露されています。これも65歳でのリタイアに対する警鐘でしょうか。

 読んでいると、住宅が資産形成になると当然のように思っていたころが懐かしく感じられました。
posted by 作楽 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 和書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月10日

「本当の自分がわかる6眼心理テスト」

20161110「本当の自分がわかる6眼心理テスト」.png

林 吉郎/八木 龍平 著
創元社 出版

 タイトルにある6つの眼というのは、「デジタル」「アナログ」「主体」「客体」「未来」「過去」を指しています。これら6点でできる「デジタル・アナログ」「主体・客体」「未来・過去」の3つの組み合わせにおいて、どちらに偏っているのか、あるいはバランスがとれているのかを知ろうというのが、この心理テストです。

 61問から成るテストに答えるだけなので、テスト自体は簡単です。その結果は、27通りのパターンがあります。(たとえば「デジタル・アナログ」の組み合わせでは、デジタル指向タイプ、アナログ指向タイプ、バランスタイプの3つに分類され、ほかの2つの組み合わせにおいても3つに分類されるので、組み合わせは27通りになります。)

 わたしは、「デジタル・アナログ」ではバランスタイプ、「主体・客体」もバランスタイプ、「未来・過去」では未来指向という結果になりました。このテストでは、「ポジティブな新しい物好き」という分類名が付されています。自他を信じることができるタイプで、ポイントは感謝の心を忘れないことだそうです。

 この心理テストにかかわらず、感謝の心は忘れずにいたいと常々思っているので、その心がけを新たにするいい機会でした。そして、わたし個人に限っていえば、この心理テストは、的を射たアドバイスをしてくれているように見えました。
posted by 作楽 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 和書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする