2019年12月28日

「毎朝こんぶ茶を飲んだら 2 週間で 3kg やせた」

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工藤 孝文 著
CCCメディアハウス 出版

 こんぶは、ヨーグルトや生姜同様、抗アレルギー作用が期待できる食品だと、どこかで読んだことを思い出し、読んでみました。しかも、減量できるなら、一石二鳥です。

 こんぶ茶が減量に役立つのは、シュガースパイラルを抜けられるからだそうです。シュガースパイラルとは、1. 糖質の多い食事をとる → 2. 脳が快感物質ドーパミンや幸せホルモン セロトニンを分泌 → 3. 血糖値が上昇 → 4. 膵臓からインスリン分泌 → 5. 血糖値が急降下 → 6. アドレナリンが分泌され禁断症状が起こる、そうしてまた 1. へ戻るという中毒症状のような繰り返しから脱却するために味覚をリセットできるこんぶ茶を飲もうということのようです。脳内物質に基づく説明なので、科学的根拠もありそうです。

 また、ある研究結果では、胃などの内臓にも味覚センサーがあるとわかったそうです。そのセンサーは、うま味成分のグルタミン酸に反応し、ON になると代謝が活発になる仕組みなので、こんぶ茶で代謝をあげると減量に役立つと考えられています。

 いろいろ魅力的な効果がこんぶにはあるようですが、実際一番いいと思ったのは、その手軽さです。粉末こんぶをお湯に溶かして飲むだけでいいそうです。これでアレルギーを初めいろいろな効果が期待できるのであれば試してみたいと思いました。
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2019年12月27日

「星宙の飛行士 宇宙飛行士が語る宇宙の絶景と夢」

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油井 亀美也/林 公代 著
実務教育出版 出版

 いままで想像したこともなかった光景が次々と登場して圧倒されたことと油井氏の人柄が印象に残りました。

 宇宙飛行士である油井氏は、人工衛星が撮る写真とは違う、人間がいるからこそ撮ることができる写真を撮るという意図のもと、地球の夜景など構図に工夫を凝らした写真を数万点も撮影されました。そのなかから厳選された 91 点の画像がこの本に収められているのですが、撮影の苦労が実感できたのは、油井氏が宇宙で滞在していた ISS (国際宇宙ステーション) が秒速 8km 、東京と大阪の間を 1 分間で移動できるスピードで移動している点です。

 猛スピードで流れていく風景に合わせて手持ちのカメラも移動させるのは至難の業だったことでしょう。そうして流し撮りされた写真のなかには、歴史を感じさせるものもあります。ドイツ・ベルリンの夜景では、街明かりの色が半分ずつ異なっています。東西分裂時代に西と東で使っていた街灯がそれぞれガス灯とナトリウム灯と違う種類だったため、その夜景から今も分断時代を伺うことができます。

 そのほか、上空から見る台風の目、日本実験棟『きぼう』が青く染まって見える夜明け (ISS では 45分に 1回夜明けを迎えます)、オーロラのある景色に月光が映りこんだ幻想的な光景など、地上からの景色しか知らないわたしにとっては不思議な写真ばかりです。

 また油井氏は、YouTube でユニークな映像を公開していて、この本に掲載されている QR コードから簡単にアクセスできます。わたしがちょっと笑ってしまったのは、宇宙でピーナッツを食べる方法です。

 束の間、宇宙旅行の気分を味わうことができました。
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2019年12月26日

「目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】」

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中野 剛志 著
ベストセラーズ 出版

 にわかには信じがたい理論が披露されていますが、素人判断ながら理論的に破綻しているようには見えませんでした。

 著者はまず『合成の誤謬』という概念を紹介しています。これは、ミクロ (個々の企業や個人) の視点では正しい行動も、その行動を集計したマクロ (経済全体) の世界では、反対の結果をもたらしてしまうようなことを指しています。

 デフレ下で支出を切り詰めて楽になろうとしたら、それがさらなる需要縮小を招き、デフレが続いて、生活がますます苦しくなるデフレも『合成の誤謬』のひとつだということです。

 言い換えれば、赤字の垂れ流しを止めるのは個々の家計では正しいのですが、財政赤字を削減しようとすることは負の結果を招くということです。でも、日本国債を発行し続けるような状況でいいのでしょうか。それに対し著者はこう語っています。
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財政赤字の制約となるのは、民間部門の貯蓄ではない (財政赤字は、それと同額の民間貯蓄を創出するから)。
財政赤字の制約となるのは、政府の返済能力でもない (政府には、通貨発行権があるから)。
財政赤字の制約を決めるのは、インフレ率である。インフレになり過ぎたら、財政赤字を拡大してはいけない。
財政赤字を無限に拡大できない理由は、そんなことをすると、ハイパーインフレになってしまうからである。
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 こう言われると、通貨とは何かがわからなくなります。著者は、信用貨幣論によれば、貨幣には現金貨幣と預金貨幣があり、後者の場合、預金が先にあって、貸出しが行なわれるのではなく、貸出しが先にあって、預金が生まれる、つまり、国債発行によって預金が増えて貨幣供給量が拡大し、それが需要の拡大を意味するというのです。

 しかし、肝心なことは、一般大衆のマインドではないでしょうか。そういう理屈を国民の多くが理解しなければ、この理論の正しさを試すことは叶わないような気がしました。
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2019年12月25日

「あたりまえなことばかり」

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池田 晶子 著
トランスビュー 出版

 哲学者が書いた本です。哲学と聞くと、自分には理解できないと構えてしまうのが常ですが、難しいことばが何ひとつ登場しないこの本は、肩の力を抜いて読むことができました。

 著者は、哲学とは『考えること』だと言っています。哲学者の本だとか学校の先生の言うことに頼るのではなく、手ぶらで零から『不思議』について考えるべきで、それが哲学だと主張しています。

 そしてその哲学の原点は、無知の知を自覚することだと言います。ソクラテスのことばを引用した説明によると『考えても何の得にもならない。しかしわからないことをわかろうとして考え始めて、如何にわからないかということをはっきりとわかることができる』そうです。これをソクラテスは、無知の知と呼びました。

 そして時には、わからない、理解できないと知ることが、それだけで十分な癒しになり得ると著者は考えています。たとえば人生です。その形式、生まれてから死ぬまで生きているという形式は、単純明快であるいっぽう、心であるところの人生、その複雑な動きをそれとして理解することは、複雑で難しいので、その事実を知るだけでも救いとなるかもしれないと著者は考えています。

 もうひとつ印象に残ったのは、心がどういったものかという考え方です。心とは、一般的にはわたしのなかにあるとされていますが、心のなかにわたしがあるという考えることもできるというのです。これはユングも行き着いた壮大な逆説だと著者は紹介しています。そう考えると、宇宙論的な奥深さのうちに心を認めることができ、心を理解できない事実を受け止めやすくなる気はします。

 考えもせずに、世の中なんにでも答えがあると思う自分より、考えて考えて、理解できないと知る自分でありたいと思いました。

 著者は、「なぜ生きるのか」という問いに「存在するから」と答えるそうです。「なぜ存在するのか」となお問われたら「さあ」と言うしかないと書いています。わたしもわたしなりの「さあ」に辿りつきたいと思います。
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2019年11月28日

「敵」

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筒井 康隆 著
新潮社 出版

 語り手でもある主人公は、渡辺儀助 75 歳。妻に先立たれてから 20 年間ひとり暮らしを続け、仕事を退いてからは、基本的に家に籠もる生活をしています。

 毎日の食事や買い物など身の回りの細々としたことがらが延々と続き、およそ変化といったことと無縁な描写が繰り返され、この年代につきものの回想も繰り広げられます。対照的に、将来のことといえば、貯金が底を尽いたときどうするつもりか、遺言によって家を相続した者がどう受けとめるかといったことくらいで、老いるということは限りある空間で死を迎えるときを待っているようなものだと思わずにはいられない展開が続きます。

 そうした孤独のなかにありながら儀助は、周囲に疎んじられることを恐れ、数少ない年下の友人たちに来てくれと声をかけるのを躊躇い、いつ来てくれるのだろうと期待しつつ、だれかが来てくれた状況を毎晩夢想して過ごします。

 そしてとうとう現実と夢想の境がなくなり……。読んでいるほうもフィクションかノンフィクションかわからなくなるほどのリアリティでした。
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2019年11月27日

「日本語はおもしろい」

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柴田 武 著
岩波書店 出版

 印象に残った話題のひとつが、アクセントの変化です。具体的には、頭高アクセントだったことばに新たに平板アクセントが加わる現象を指しています。その際、ふたつのアクセントの間に意味の違いが見られる場合と意味の違いが見られない場合がありますが、両者とも、平板アクセントのほうが『新しい』『若々しい』『都会的な』『仲間うちの』言い方だという印象を与えます。

 前者の例に『パンツ』があります。頭の『パ』にアクセントがあるほうが昔からあることばで下着を指し、平板アクセントのパンツは、ズボンのことを指しています。このように、アクセントの位置で意味が異なるようになったことばは他に、パーティー、チーム、ゲームなどが挙げられています。後者の例には、データ、レベル、ゴール、サーファー、タックル、ショッピング、バッテリーなどがあります。

 平板化は具体名詞から始まっていて、抽象的な概念を示す名詞には影響があらわれにくいと考えられています。平板化の理由はふたつあって、ひとつは多数派に組み入れられていく傾向があることです。日本語から外来語を引いた在来語に限れば、47.3% が平板アクセント (「日本語発音アクセント辞典改訂版」(日本放送出版協会、1985 年) の 53,000 語から得た数字) なので、頭高アクセントが多数派である平板アクセントに変化しているという考えです。もうひとつは、新しい、若々しいといったイメージが求められて使われているという考えです。

 頷いてしまったもうひとつの話題は、清少納言の枕草子の冒頭の文。『春はあけぼの』。この文のあとには『いとをかし。』が省略されていると学校の教科書などでは言われています。しかし著者は、その意見に異を唱えています。「桃尻語訳 枕草子」で枕草子を現代語にされた橋本治氏の意見を引用しています。
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まず、一番最初のあまりにも有名な冒頭 [春は曙] であります。[春は曙] ただこれだけ。それがいいんだとも悪いんだともなんだとも、彼女は言っていない。普通ここを現代語に訳す時は [春は曙 (がよい)] という風に言葉をこっそりと補って訳しますが、本書ではそういうことはしません。いいとも悪いとも何ともいっていないそこを押さえて、 [春って曙よ!] これであります。これだけしか言ってないんだからこれだけが正しい。
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 わたしもこちらの解釈のほうが落ち着きます。
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2019年11月26日

「世界の本屋さんめぐり」

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ナカムラクニオ 著
産業編集センター 出版

 まず最初に、やや難点だと思える点がひとつありました。写真ではなくイラストが使われている点です。その理由は、印象が古くなるのを防ぐためだと著者は説明しています。わたしの意見では、その場の雰囲気が伝わってくる反面、そのものの姿かたちを見たいときには向かないと思いました。たとえば、Flex Oneという折れ曲がる電子ペーパーのイラストが載っていたのですが、見てもよくわからず、結局ネット検索に頼りました。

 ただ内容的には主要国以外も網羅されていて読み応えがありました。わたしには、いつか行ってみたい、見てみたいと思っている、本に関係する場所やモノがいくつかあります。この本には、それらすべてが登場し、そのほかにも行きたくなる場所が掲載されています。

 まず、本を読む前から行ってみたい見てみたいと思っていたのは、(1) フランスにある短編小説の自動販売機、(2) 「シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々」という本で知った、パリの『シェイクスピア・アンド・カンパニー (Shakespeare and Company)』、(3) ウェールズの本の町『ヘイ・オン・ワイ (Hay-on-Wye)』です。

 著者は、(1) をパリのリヨン駅で見つけたそうです。(この自動販売機は、駅、空港、病院など 100 か所以上に設置済み。) 1 分、3 分、5 分の 3 種類のなかから選んだボタンを押すと、無料で提供されている物語がプリントアウトされます。わたしが気になった新情報は、アメリカで英語版も実験的に始まったことです。

 新たに行きたい場所に加わったのは、3 か所。ひとつめは、本好きが泊まるべきホテルと著者が評する『バンコク・パブリッシング・レジデンス (Bangkokg Publishing Residence)』です。1960 年代から週刊誌の出版社兼印刷所として使われていて、活版印刷の活字が展示され、タイプライター、インク、紙のロールなどが飾られ、印刷博物館に泊まった気分を味わえるとか。

 ふたつめは、ストックホルムで一番大きい『アカデミー書店 (Akademibokhandeln)』のストックホルム・メステル・サムエルスガータン (Stockholm Mäster Samuelsgatan) 店には、2017 年にオープンした『コーメルク・ブック・アンド・フードカフェ (K-Märkt Bok- & matcafé)』というカフェがあり、ノーベル賞晩餐会で出されたものと同じデザートを食べることができるそうです。ここのパティシエが晩餐会のデザートを担当していることから実現したメニューのようです。

 最後は、カナダのトロントにある古本屋『モンキーズ・ポー』(The Monkey's Paw)。2 ドルを入れるとランダムに古本が出てくる『BIBLIOMAT』という古本自動販売機があるそうです。

 これらすべての場所に行ってみることはなかなか難しそうです。
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2019年11月25日

「黒い紙」

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堂場 瞬一 著
KADOKAWA 出版

 とても大きな箱の蓋を開けたら中にとても小さなものが入っていたとか、美味しそうなジュースを飲んでみたら水っぽかったとか、そういうふうに表現したくなるような作品でした。

 この作品は、34 歳の元警察官長須恭介が企業の危機管理専門の会社で働くようになって 3 か月経ったころ、ある企業に届いた怪文書の事実関係を探る仕事を任されるところから始まります。長須は、公僕である警察官当時に求められたものと、特定の企業のために働く危機管理会社の社員に求められるものの違いに馴染めず、仕事に向き合う姿勢を定めることができません。

 そんな長須が怪文書に書かれた内容の真偽を確かめるとともに怪文書が送りつけられた動機を探り当てます。警察官の視点で動機を見れば理不尽な扱いを受けた者による犯行に見えたかもしれませんし、もちろん登場人物本人にとってはこのうえなく辛かったことでしょう。でも、会社員生活全般で見れば特に珍しいことではないと思います。全体的に、もったいぶって匂わせた割には驚くほどの謎はなかったという出来で、ミステリとしての面白みには欠けると思いました。
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2019年11月02日

「人生を変える 記録の力」

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DaiGo 著
実務教育出版 出版

 記録手法が 33 種類も掲載され、抱える問題に合わせて手法を選べるのはもちろん、実証データが豊富なテクニックばかりだという点が高く評価できます。

 わたしが一番に試したいと思ったのは『心理対比セッティング』です。ある研究によれば、ゴールを達成する確率が 2〜3 倍も高くなったそうです。書くのは、たった 4 点だけです。『いまの目標』『その目標が重要な理由』『目標達成の障害』『その目標にどう対処するか?』です。

心理対比セッティング.png

 自分で自分にコミットする効果があるというのもあるかもしれませんが、個々別々に見舞われる障害に対し、まとめて対策を練って自分に言い訳できないようにできる効果があるのではないかと思います。機会があれば、試したいと思います。

 なかには、わたし自身が試したいとも思わなくとも、テクニックの基礎となっている事実に驚かされたケースもありました。それは『感情表現ノート』という手法で説明されています。毎日の暮らしで新鮮に思った感情表現や単語をノートに記録するというものです。

 なぜ感情表現を集めるのか。それは『感情の粒度』が細かい人ほどストレスに強く、人生の満足度も高いことが研究結果から読み取れるからです。馴染みのない用語ですが、この『感情の粒度』とは、ノースイースタン大学のリサ・フェルドマン・バレット博士が提唱する概念で、自分の感情をどこまで詳しく表現できるかという能力を指すそうです。

 ざっくりとまとめてしまうと、感情を詳しく表現できるようになれば、人生の満足度も上がるというわけです。何か大きな結果を出さずとも、人生の満足度が上がるなら、人にもおすすめできる手法だと思います。
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2019年11月01日

「本物のチーズをめぐる冒険 チーズケーキ屋が考える日本の酪農」

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國武 建明 著
文芸社 出版

 学校給食では欠かさず牛乳を飲んでいましたが、その牛乳のことを何も知らなかったと驚かされました。

 著者は、埼玉県でチーズケーキ専門店を経営しています。この本には、無添加で美味しいチーズケーキを作るため、本当に美味しいチーズを探そうと思い立ったところから、本当に美味しいチーズを作るための美味しい牛乳に辿りつくまでの過程が書かれています。

 牛乳には『高温殺菌牛乳』と『低温殺菌牛乳』があり、高温だと悪い菌だけでなく良い菌も死ぬいっぽう、低温だと悪い菌は死んでも良い菌は残ります。つまり質を求めるならば、低温殺菌牛乳のほうがいいわけです。これを読むと、こんどから低温殺菌の牛乳を買おうと思いますが、もうひとつ問題があります。

 それは『ホモジナイズド (ホモ) 牛乳』とそうではない『ノンホモジナイズド (ノンホモ) 牛乳』の違いです。ホモジナイザーという機械にかけて均質化すると、牛乳を揺らしても分離することがなくなりますし、生クリームになることもなく、扱いやすくなるため、日本で一般的に手に入るのはノンホモ牛乳です。しかし、均質化することにより、飲むとおなかがごろごろする人の割合が増えます。それならノンホモ牛乳を飲みたいと思いますが、日本の現状ではよほど頑張らないと手に入りません。

 著者は、消費者がそういった牛乳の違いを知って、ノンホモで低温殺菌 (ノンホモバスチャライズド) 牛乳を欲しいという人が増えれば、日本の市場も変わり、酪農も変わるのではないかと考え、まずは消費者に牛乳のことを知ってもらうため、この本を執筆されたそうです。
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