
立川 談四楼 著
光文社 出版
笑える言い間違いなどが軽妙なツッコミで紹介されている「声に出して読みたい日本語」をもじった本です。
頑張って思い出したものの間違えてしまった、滑舌よくいくはずが上手くいかなかった、そういったものも面白いのですが、普段パソコンに向かっているばかりなので漢字の誤変換が一番笑えました。頭をひねって考えたのか体験談をまとめたのか不明ですが、もし誰かの体験だとすると、日本語入力ソフトも文節単位で入力されると困るのだろうと、外国生まれであろうソフトウェアに思わず同情してしまいました。
正:共済課の鈴木様
誤:恐妻家の鈴木様
正:テレビの発する情報
誤:テレビのハッスル情報
正:根気よく待った甲斐があった
誤:婚期よく待った甲斐があった
正:君といると超幸せだよ
誤:君といると調子合わせだよ
正:だいたいコツがつかめると思います
誤:大腿骨がつかめると思います
正:誰かビデオとってるやついないか
誤:誰か美で劣ってるやついないか
正:あなたの顔何回も見たい
誤:あなたの顔何か芋みたい
最後に、すごく納得したものの、頭で理解できなかったのは、以下です。
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木の上に鳥がいる。さて鳥はどこに?
あなたはどこにいると思いますか。木の上空、木の天辺、木の枝。この三つが考えられるわけですが、これ誰も間違えないんだそうで、十人が十人、木の枝と答えるそうです。私もそう思いましたが、あなたも?
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わたしも木の枝しか思い浮かびませんでした。でも、日本語を勉強している外国人に対して説明らしい説明ができるとは思えません。なぜなんでしょう。