2021年08月30日

「ちょっとフレンチなおうち仕事」

20210830「ちょっとフレンチなおうち仕事」.png

タサン 志麻 著
ワニブックス 出版

『予約がとれない伝説の家政婦』として有名な著者が、自身の暮らしぶり、フランスの家庭料理、重宝している料理道具や調味料など幅広く紹介しています。

 今回初めて知ったのですが、レストランでよばれるコース料理と違って、フランスの家庭料理は意外にも手軽な (やや時間はかかるものの手間はそうでもない) レシピが多いそうで、そのことには驚きました。『大根と牛肉のブレゼ』のレシピなどは試してみたいと思えるほどでした。

 また、伝説の家政婦さんは、わたしが知らないような特別なものを使っているに違いないと思い込んでいましたが、限られた料理道具と調味料を最大限活用されていると知り、自分の想像が理屈に合っていなかったことに気づけました。料理をしないわたしが一番使う道具、サラダスピナーさえ、著者は使われていないとか。サラダを作るときは、野菜をざるに入れて、ボウルでふたをして上下に振るそうです。

 料理人と家政婦という、異なる考え方が求められる役割をそれぞれにこなされてきた著者の柔軟性を素晴らしいと思うと同時に、著者は、制約のあるなかで結果を出す家政婦というお仕事に挑戦する楽しさを見いだされたのかもしれないとも思いました。
posted by 作楽 at 21:00| Comment(0) | 和書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする