2008年09月17日

「ブックカフェものがたり」

20080917[BookCafeMonogatari].jpg

矢部 智子, 今井 京助 著
幻戯書房 出版

 本が好きです。Sony ReaderやKindleも便利かもしれませんが、手にとって触ることのできる本はやはりいいと思うのです。電子本では、装丁に惹かれたり驚いたりする、おまけの楽しみがないような気がしませんか。

 とはいえ、本屋に出向いて、本を一冊一冊手に取って選ぶということをしなくなりました。品揃えに満足できるような店は、ゆっくりできる雰囲気ではないし、混雑しない本屋さんの品揃えには満足できないからです。その点、ブックカフェには、寛げる空間があるだけでなく、他人の本棚を覗き見するようなわくわく感があります。

 しかし、そうそうブックカフェが見つかるわけではありません。やはり、ニッチな形態なのでしょう。

 楽しいブックカフェに出会いたくて、この本を手にしました。

 でも、見つかったのは、ブックカフェというより、店主の思い。ガイドブックというより、ブックカフェの開業を考えたことがある人に対する指南書といった感じでしょうか。

 店主の考え方もそれぞれ違うし、思い入れの違いが店の形態にもあらわれていて、おもしろいです。驚いたのは、昔でいう貸し本屋のような形態のお店が関西にあったこと。全然知りませんでした。しかも、その成り立ちのエピソードはもっとおもしろいです。

 東京では、今はなき、A/Z Books&Cafeが懐かしかったです。気がついたら閉店なさっていて、寂しかったのを思い出しました。わたしの目には、繁盛しているいいお店に映っていても、いろいろご苦労があったようです。当然かもしれませんが。

 ブックカフェが好きでも、オープンするとなれば本当に大変なんだな、と現実的な気分になってしまいましたが、気づかなかったブックカフェの一面を見られました。
posted by 作楽 at 00:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 和書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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