2009年01月23日

英国メディア

 上智大学で受講している、「クィーンズイングリッシュで学ぶ現代英国事情」シリーズ。10回めの授業は新聞やラジオなどの「メディア」でした。

 (1)新聞、(2)ラジオ、(3)テレビの3種類について伺いました。

(1) 新聞

A. 分類:

a. National Paper(全国紙)←→Local Paper(地方紙)

 これは、そのまま朝刊←→夕刊の分類になるそうです。全国紙は朝刊のみ。地方紙は夕刊のみ。

b. Quality Paper(高級紙)←→Mid-market Paper←→Tabloid/Popular Paper(タブロイド紙)

 高級紙というのは、日本の日本経済新聞などと同じようなサイズ(Broadsheet)で、それより小さいサイズ(Tabloid)なのが、タブロイド紙です。それぞれの新聞名は次のとおりです。


The Times (18世紀創刊)
The Daily Telegraph (19世紀創刊)
The Independent (20世紀創刊)
The Guardian (20世紀創刊)
The Financial Times (20世紀創刊)


Daily Express
Daily Mail


The Mirror
The Sun
The Star

c. Week Day Paper←→Sunday Paper

 これは週日と日曜日では違う新聞という意味ではなく、たとえば、The Timesの場合、日曜版に限りThe Sunday Timesと呼ばれているということです。米国では週末の場合、すごく分厚くなり、案内広告が多くなりますが、それと似たようなものではないかという印象を受けました。

B. コンテンツ例 (The Timesの場合)

a. Leading Articl

 Quality Paperの場合、日本と同様、社説(Leading Article)があります。The Timesの場合、一番堅い内容のFirst LeaderからユーモラスなThird Leaderまであるそうです。

b. Letters to the Editor

 日本の新聞でもお馴染みの読者投稿欄(Letters to the Editor)もあります。ページの左上のほうは、議員や大手企業の社長などの社会的地位が高いと考えられている方たちの堅い意見から、ページの右下に向かうにつれ、ユーモラスな柔らかい記事に流れていくそうです。議員など公的な立場にある方たちの投稿が載る点が、日本の新聞と違うように思います。

c. 出産、結婚、死亡告知

 料金を支払えば、出産、結婚、死亡などの告知を掲載してもらえます。これをHatch(出産)、Match(結婚)、Dispatch(死亡)と韻を踏んで先生が話されていたのが、印象的でした。

d. 数独

 以前はクロスワード・パズルが定番だったそうですが、今は、数独がブームだとか。日本発の数独が日本以上に英国で人気になっているのは、不思議な感じです。

C. コンテンツ例 (Sunの場合)

a. "page 3"

 女性の艶かしい写真が日替わりで必ず3ページ目に掲載されていることから、"page 3"といえば、そういう写真を指すようになったそうです。新しいことばを生み出す新聞だということでしょうか。

D. 各新聞のニックネーム

The Times → "The Thundere" − いつも政府に強く抗議しているから。
The Telegraph → "The Torygraph" − Tory党を支持しているから。
The Independent → "The Indie"
The Financial Times → "The Pink One" − 新聞紙がピンク色。
The Guardian → "The Grauniad" − 誤植が多いので、Guardianを誤植風に。

(2) ラジオ

 日本に比べ、ラジオが生活に溶け込んでいるそうです。たとえば、この時間の番組を聴きながらいつもアイロンがけするとか、お気に入りのラジオ番組がある人が多いそうです。各チャンネルのおもな放送は次のとおり。

BBC Radio1: Pop, Rock
BBC Radio2: Golden oldies
BBC Radio3: Classical music, Serious talk
BBC Radio4: Talk, Quizz
BBC Radio5: Sports

(3) テレビ

 4局しかありません。日本のほぼ半分の人口なので、日本と同じようにはいかないとのことでした。

a. BBC1 − 最初にできた局。広く一般に受け入れられる内容になっている。
b. ITV (Independent Television) − 商用放送。幅広い視聴者向け。
c. BBC2 − 特定の視聴者向け。(視聴者は3百万人程度。)
d. Channel4 − 特定の視聴者向け。

 全体を通して、わたしにとって一番意外だったのは、仕事で車を活用される方々以外にもラジオを聴いていらっしゃることが多かったことでした。
posted by 作楽 at 00:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 はじめまして。実は私も昨年の10月から今年の1月まで上智大学で同じ講座を受講していました。ということはあの教室内でお会いしていたということですね。ブログを拝見させていただき、英語力不足のため(・・・)、自分は理解できていなかったところがたくさんあることが分かりました。『そういうことだったのか』と今更ながら納得するところが多々ありました。ありがとうございます。
 そのほかのブログの記事も興味深く拝見させていただいています。大変な読書家でいらっしゃいますね。凄いなあ、とただ感心するばかりです。
 寒い日が続きますが、お体にお気をつけてください。また遊びに来ますね。失礼します。
Posted by M at 2009年01月24日 23:04
Mさん

コメントありがとうございますm(_ _)m
同じ講座を受講なさっていた方に読んでいただけるなんて光栄です。間違っていたら、ぜひご指摘くださいね。

最近はインフルエンザが流行っていると聞きました。Mさんもご自愛なさってくださいね。

Posted by 作楽 at 2009年01月26日 08:20
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