2010年12月21日

「ダイアローグスマート 肝心なときに本音で話し合える対話の技術」

20101221「ダイアローグスマート」.jpg

ケリー・パターソン/ジョセフ・グレニ―/ロン・マクミラン/アル・スウィツラ― 著
本多 佳苗/千田 彰 訳
幻冬舎ルネッサンス 出版

 話し合って問題を解決すべきときになぜか口論になってしまったり、だんまりを決め込んでしまう人とどう会話を進めるべきかを助言してくれる本です。(もちろん自分が口論を仕掛けてしまったり、沈黙の裏側に隠れてしまうタイプの人にも当てはまります。)

 タイトルにある「ダイアローグ」とは、「皆の思いが自由に行き交う会話」を指しています。本音と建前の使い分けを当然と考える日本においては、口論より沈黙より表面的な同意のほうが多発する問題に見えますが、この本を読む限り、提言されている手法は相手に建前を持ち出されたときにも使えそうです。

 必要なことは大きくふたつに分けられます。

 ひとつは準備です。自分が責められるのではないかという不安など、話し合いに不必要な感情の高まりを取り除くことです。見逃してはいけないサインの種類とその対応が説明されています。

 もうひとつは、解決に向けての手順で、Share(事実を共有する)、Tell(自分のストーリーを話す)、Ask(相手のプロセスを尋ねる)、Talk(仮説として話す)、Encourage(チャレンジを奨める)という流れで説明されています。それぞれの段階で障害となりがちな事柄とその切り抜け方が実例をもとにわかりやすく説明されています。

 もちろんこれを読んだだけでは何も変わりませんが、実践に移せば有効ではないかと思える手法でした。
posted by 作楽 at 01:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 和書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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