東京・新宿にあるSEGという塾で英語の多読指導を行なっています。その多読指導を社会人向けに行なっているのが、社会人ブッククラブです。会社員などでも参加しやすいよう、平日の夜や週末に読書指導が開催されます。また、本の貸し出しなどもあります。
今日初めて行ったので、正直何もわかっていないのですが、とりあえず英語を読む絶対量を増やし、英語を楽しみながら英語力を上げていこうという方針のようです。多読三原則と言われる、本を読む際の注意点があります。
(1)辞書は引かない
(2)わからないところはとばす
(3)つまらなければやめる
そんなラクチンでいいの?
正直そう思ってしまいましたが、逆にそのくらいなら続けられそうな気がして、始めてみることにしました。とりあえず100万語を目標にして読んでいくといいようです。
読書指導では、英語をどの程度勉強してきたか、なぜ多読をしようと思ったかを聞かれ、こういう本から読むといいですよ、とアドバイスをいただけます。私は学生時代、他の科目より英語が得意だったことと、英語でミステリを読みたいことを伝えました。(本音を言うと、ちょっとお人好しなスタンリーという探偵が主人公のシリーズを原書で読んでみたいのです。)そうすると、子供向けではあるものの、一応ミステリ仕立てになっている本を含め、何冊か勧めてくださいました。
それらの本を見ると、「え?こんなちょびっと?」と思うくらい薄い絵本なのです。あとで調べてみると、1冊読んでも100語にほど遠いのです。でも、アドバイスにしたがって読んでみると、新しい発見がありました。
ペットの犬がいたずらをしたり、子供たちが喧嘩したりするとき、
"Dad is cross."
という表現が出てくるのです。"cross"のこの使い方は知りませんでした。しかも、パパの絵が出ているので、意味を間違えようもありません。
とてもいい拾いものをした気分になったので、素直に指導にしたがい、100万語までは、「英語で100万語読めるかな?」の記事に読書記録を残しながら読み進めていきたいと思います。
「英語で100万語読めるかな?」が、「これだけ読んだから、とりあえず100万語まで続けて、スタンリーを原書で読めるようになろう」という自分から自分へのエールになればいいと思います。
2006年07月15日
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