下重 暁子 著
青萠堂 出版
著者は、こう書いています。
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野球のイチロー選手やサッカーのかつての中田選手がなぜ美しいのか。決して人におもねらず自分に厳しいからだ。自分なりの美学を持って、規律をつらくとも守っているからだ。
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著者も、読者におもねることなく『大人』としての矜持、おしゃれ、気遣いなど多岐にわたって語っています。時代が違うとか、時間がないとか、そういう読者の反論も想定したうえで自分の考えをきっぱり書いている点は好感がもてます。
ただ、見習いたいと思ったものはそう多くはありませんでした。一番わたしに響いたのは、次です。
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強いとき、好調なときは、人ははげましを必要としない。失意のとき、弱いときに力になってくれるものこそ大切なのだ。はげましてくれた人の心こそ本物なのだ。好調なときは、そばにいなくとも、失意のとき、不調のとき、見守っている温かい目を持ちたいものだ。
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人が落ち目になると見るや否や去っていく人の多い今の時代こそ、わたしもこうありたいと強く思いました。

