2021年08月04日

「オタク偉人伝」

20210804「オタク偉人伝」.png

小川 晶子 著
のぶみ 絵
アスコム 出版

 総ルビの子供向けの本ですが、子供時代にフォーカスされた偉人たちの話を横断的に読めるので、大人でもこれまでと違った視点で楽しむことができると思います。

 このなかで第二次世界大戦後に生まれたのはスティーブ・ジョブズのみです。現代人から見ると、経済的にそう恵まれていない子供時代を過ごした偉人が意外に多かったように思います。

 発明王エジソンは、子供のころから実験が大好きで、その理解者であった母親に実験室をつくってもらいましたが、実験の材料や道具が足りず、列車内で新聞を売る仕事をたった 12 歳で始めました。しかも働いている列車内でも実験をしたというつわものです。

 また、後世に残る童話を数多く書いたアンデルセンの物語づくりの原点はお芝居にありましたが、貧しくてたまにしか芝居を見ることができませんでした。それで彼は、お芝居のビラをくばるおじさんと友達になり、一枚もらって帰ったビラを夢中で見て、どんなお話か想像していました。その後、お芝居の世界で役者になることを夢見ましたが、実現できず、物語をつくるという才能をいかして作家になったそうです。

 貧しさなどの障害を跳ね返していくパワーが偉人の要素のひとつなのは間違いないようです。
posted by 作楽 at 21:00| Comment(0) | 和書(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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