2021年08月29日

「女は三角 男は四角」

20210829「女は三角 男は四角」.png

内館 牧子 著
小学館 出版

 この著者のエッセイを見かけるとつい読んでしまうのは、彼女の考え方に共感できるだけでなく、話にちゃんとオチがあったり、自虐ネタがあったり、なんとなく関西での暮らしを思い出させてくれるからかもしれません。

 この本の自虐ネタで大いに笑わせていただいたのは、化石を作ろうとした彼女の体験談です。小学校 4 年生か 5 年生のころ、石のかけらにくっきりと葉っぱの模様がうつった化石を見て羨ましく思い、平べったい石を家の裏庭に並べ、その上に葉っぱを乗せ、飛ばないように別の石でおさえておいたそうです。

 それらの石が化石になっていないか頻繁にチェックしながら、周囲に「今、化石作ってんの。もう少し待っててねッ。今、毎日水かけてるから早くできると思うよ」と、言っていたそうです。中年になって、そのことを蒸し返されても、エッセイに活用し、そのうえ子供たちのいじめ論議に発展させる手腕は、あっぱれです。

 転んでもただでは起きぬ姿勢を見習いたいものです。
posted by 作楽 at 20:00| Comment(0) | 和書(エッセイ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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