それで、もしかしたら何かおもしろい資料でも見られるかな、と軽い期待で、鎌倉文学館を訪れてみました。
外観はとてもお洒落です。ガイドブックによると、「昭和11年(1936)に前田侯爵が別邸として建てた洋館で
市指定景観重要建築物等第1号になっている。骨組みがチーク材の木造で、土台や柱、梁などを組み合わせた軸組の間にレンガや石、漆喰、モルタルなどを充填していくハーフティンバー式という建築構造をもっている。戦後の一時期にはデンマーク公使や佐藤栄作元首相が静養地としていた時期もあり、三島由紀夫の絶筆となった長編小説『豊饒の海』の第一部『春の雪』に登場する、侯爵の別荘のモデルにもなっている」だそうです。
残念ながら、米原氏に関わる資料は何もありませんでした。住んでいた場所の紹介があったのみです。
それもそのはず、と言っては失礼ですが、鎌倉にゆかりのある作家や著名人というのは山のようにいらっしゃるのです。芥川龍之介、川端康成、島崎藤村、太宰治、中原中也、夏目漱石、正岡子規、三島由紀夫、与謝野晶子といった、知らない人はいないような有名人だけでも相当な数になります。
鎌倉がそれほど魅力的ということでしょうか。
期待していたものはありませんでしたが、有名作家の稀少本を見ることもできましたし、素敵な外観を楽しみ、庭を散策するとゆったりした気分が味わえました。庭には、皇帝ダリアという大きな花がきれいに咲いてました。
また違う季節、違う企画展のときに来てもいい場所だと思いました。ちなみに、12月16日までは中原中也の企画展が開催されています。

