知ってよかったと思えた表現に次の2つがあります。
ーget the sack は、『クビになる』の意
『袋を手に入れる』のこの袋 sack は、職人が自分の道具を入れておく袋で、産業革命の初期、職人は雇われている間、自分の道具を袋に入れて雇い主に預けることになっていたそうです。つまり、その袋が職人の手に戻るときは、クビになったときということから、この表現が生まれたそうです。(反対の立場で人をクビにするときは、『give someone the sack』。)
同様に、pink slip をもらっても解雇されたことになります。こちらは、解雇通知書がピンク色だったことから、きています。なんでも給料袋に入っていたとか。
ーred tape は、 『お役所仕事』の意
次の例文の red tape は『(形式にこだわる)お役所仕事』、『(お役所などの)面倒な手続き』『官僚の形式主義的手続き』を意味するそうです。なぜなら、18〜19世紀のイギリスでは、役人が公文書を保管するために、書類を丸めて red tape (赤いテープ) で留めるのが習わしだったため、その赤いテープで留めたり解いたりしなければならず、かなりの時間を要したから。
A: How is your business going?
B: Not so good. I work with government offices. It takes so long to get past the red tape.
次は、この本を読む前から知っていた表現ですが、読んだことにより、理解が深まりました。
ーhit the spot は、『満足させる』の意
仕事を終え、花見などをしながらビールをひと口。こんなときに聞く hit the spot。この spot がどこか、気になっていました。本書によると、飲んだり食べたりする場所 (部位)、つまり『胃』のことだそうです。その場所 (部位) に、その飢えや乾きを満たすものが『触れる』ので、『満足させる』の意味になるそうです。疑問が消えました。

