芳賀 八恵 編
8plus 出版
発信したい何か、伝えたい何か、その何かをかたちにするのに、本というかたちを選んだ人たちとその本の紹介です。
本と言われると、まず最初に思い浮かぶのは、入り口には新刊本が並べられていて、大きな駅の近くには必ずあるようなチェーン展開されているような本屋さんに置かれている商業本です。
しかし、そのような本は本の形態の一部に過ぎません。
自主流通、つまり取次と呼ばれる本の問屋さんを通らない形態もあるのです。そういう自主流通本は、商業出版では実現できなかったようなかたちにすることができます。もちろん、表現の自由は広がりますが、発行部数やコスト面でとても厳しいと思われます。でも、私のような本好きにとっては、よりメッセージを感じることも多く、魅力だったりするのです。
この本を出版しているのも、個人出版社(8plus)です。テレビドラマに出てくるような、編集長がいて、カメラマンがいて、校正者がいて、大きなビルで運営されているような出版社のイメージからは大きくかけ離れています。
そんな8plusの芳賀八恵氏が選んだ出版社は次のとおりです。
牛若丸
空中線書局
トリトンカフェ
SKKY\iTohen
young tree press
mini book Hana
四月と十月
小さなほん
WINDCHIME BOOKS
トムズボックス
未来本
Web Press 葉っぱの坑夫
トムズボックスは豆本といわれるような小さな本もいくつか出版されていて、知っていました。この本を通して初めて知り、どうしても手にしたくなったのは、トリトンカフェの『peep paper』。vol. 1〜3まで出版されて、それ以降は休息中のようです。
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「ふつう、ワンテーマで強弱があるはずなのに、全部に力が入りすぎていると編集者の方に指摘されました。本としては面白いけど、ビジネスとして考えるとマニアックすぎるようです
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出版者のひとりである大川潤氏のコメントです。そんな風に言われると、手にしたくなってしまいます。
これに限らず、どの本もそれぞれの個性を放っていて、それぞれを選んだ出版者の本好きの熱が伝わってきそうです。

