2009年02月10日

英国の食事・飲み物・スポーツ

 上智大学で受講している、「クィーンズイングリッシュで学ぶ現代英国事情」シリーズ。13回め(最終回)の授業は「食事・飲み物・スポーツ」でした。

1. 食事

 わたしが英国料理といわれて思い浮かべるのは、フィッシュ・アンド・チップス。たぶん、日本人の多くは、イタリア料理やフランス料理に比べて、英国料理に詳しくないことと思います。英国で生まれ育ったケアリー先生が食事について力説したのは、英国人にとって食事は、車にとってのガソリンのようなもので、必要ではあっても楽しむという概念があまりない、ということでした。

 英国のレストランで食事をしようと思えば、中華料理かインド料理を選べば、ハズレはほぼないとのことでした。ただ、伝統的な英国料理の食べさせてくれるおいしいレストランも「探せばあります」とのことです。この「探せば」っていうところがミソです。労力を割かずにおいしい英国料理にはありつけない程度にしか、レストランがないということです。

 "TV dinner"のような"Television Tray Meal"が人気だそうです。あきらかに、主はテレビで、ついでに食事も一緒にできるといった印象を受けました。

 朝食に関しては、食べずにお茶だけで済ます人が多くなったとのこと。このあたりは、日本と似たようなものでしょう。ちなみに、伝統的な英国の朝食(Full English Breakfast)は豪華です。(English Breakfastと対照的にシンプルなのが、Continental Breakfast。)

−Fruit Juice
−Cereal
−Bacon & Eggs
−Fried Tomatoes
−Fried Bread
−Black Pudding
−Toast & Marmalade

 なんとなく豪華な気がします。日本びいきの先生でも、日本のベーコンはまずいそうです。もっともおいしいのは、Danish Baconとか。Black Puddingは、デザートのような名前ですが、実際は、豚の血液や脂肪でできたサラミみたいなものだそうです。(あとで画像検索してみたら、ソーセージのように見えました。)

 昼食に関しては、車にガソリンを流し込むがごとく、サンドイッチで手軽に済ますそうです。といっても、サンドイッチ・バーで、パンを選び、中の具を選び、ひとつひとつオーダーしないといけないので、日本のコンビニでサンドイッチを摘みあげるのとは違うと言われてしまいました。最近の人気は、寿司の出前だそうです。「出前」という点のほうが評価されているのではないかと疑ってしまいますが。

 日本の食事に入ってこないのが、この英国の「ティー」。そういえば、知人が留学したときに、「今日、ティー要る?」と訊かれ、「え、ティー? 別に飲みたくないかも」と思って要らないといったら、夕食抜きになったと苦笑いしていたのを思い出します。ティーの意味するのは、2パターンあります。

−High Tea
 こちらは、17:00や18:00頃にとるもので、お茶にスコーンなどのお菓子と夕食が一緒になっています。

−Afternoon Tea
 こちらは、夕食前のティーで、16:00頃にとるようです。お茶だけでなく、サンドイッチやスコーンなどを一緒に食べます。

 夕食は、外食したり、家でパーティをしたり、特別なときの食事のようです。普通は、上記のHigh Teaや、ひとりで"Television Tray Meal"をとって終わりだそうです。

2. 飲み物

 英国といえば、パブ。基本的に立って飲むそうですが、最近ではテーブルがあり、食事もできるパブ(Gastro Pub)もあるそうです。とはいえ、全面禁煙になってから、パブは減少傾向にあるそうです。(ビールを買ってきて、好きなだけ煙草をすいながら飲めるほうが人気があるとのこと。)

 人気のあるビールについて、説明があったのですが、日常的に飲んでいるものの、知らないことが多くて驚き増した。

−ラガー
 日本でも人気があり、冷やして飲みます。
−ビター
 冷やして飲まないビールです。ホップでつくられていて、フルーティ。常温のビールはおいしいのだろうか、と思ってしまいました。
−スタウト
 ギネスなどの黒いビール。この手のビールは、泡がしっかりしていて、そこに文字を書くことができるそうです。しかも、飲み干しても、その泡は残るとか。本物かどうか見分けるには、字を書いてみて、と言われました。

 パブであまり歓迎されないのが、standing one's round。週末の夜などに、みんなで丸く(round)なって飲み、順番に奢るもの。もう一杯、もう一杯となって、度が過ぎてしまい、喧嘩沙汰になるのも珍しくないので、英国に行ったら、週末はパブに近づかないように、と注意されました。

3. スポーツ

 以下が英国起源といわれるスポーツ。

−ゴルフ
 スコットランドで生まれたので、スコットランドでは、すべての階級の人たちがゴルフを楽しむそうです。イギリスでは、ワーキング・クラスの方たちまでゴルフをするということはないそうです。

−ラグビー
 ウェールズでは、すべての階級の人のスポーツですが、イギリスでは中流階級に限定されているとか。

−テニス
 court tennisではなく、lawn tennisが生まれたのが、試合で有名なウィンブルドンの地。

−バドミントン

−サッカー
 英国では、footballと言います。

 英国についていろいろ学べた実りある後期でした。ケアリー先生のこの授業はとても人気があり、このクラスのアドバンス・クラスを希望する人が多いそうですが、その評判も納得できる内容でした。こういう楽しい授業なら、また受けたいです。
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2009年02月05日

英国階級社会

 上智大学で受講している、「クィーンズイングリッシュで学ぶ現代英国事情」シリーズ。12回めの授業は「社会階級」でした。

 日本の士農工商やインドのカースト制度と比較しての講義になりました。英国では、以下のような階級認識だそうです。

−Upper Class
−Upper Middle Class
−Middle Class
−Lower Middle Class
−Working Class

 カースト制度との違いは、宗教や職業を基盤としない、階級を超えての結婚が(困難を伴っても)現実的には可能である点、属する階級を変えることが可能である点などです。英国でも職業によるある程度の階級差異はあるようですが、それよりも優先されることが多いようです。

 日本の士農工商は完全に過去のものですが、カースト制度は公としては廃止されていますが、今も根強く影響していると聞いたことがあります。そう考えると、英国はその中間に位置するということでしょうか。

 しかし、英国では(カースト制度ほどではなくても)歴然と階級があると感じたのは、階級の認識を国民が認識しているという話でした。たとえば、わたしがAさんにBさんの階級を訊いたとします。そのAさんが推測する階級とBさん自身に尋ねたときの答えは、基本的に同じだそうです。たとえば、Aさんが「Bさんは、Upper Middle Classだと思う」と答えれば、Bさん自身も「Upper Middle Classだ」と答えるそうです。ただ、Upper ClassやUpper Middle Classくらいだと、本人は言いにくい雰囲気を漂わせ、即答はしないそうです。しかし、それでも知りたがると、答えは同じになるそうです。わたしなどは、それだけで頭がクラクラしてしまいました。もし、わたしが、わたし自身のことを訊かれたら、中流と答えるでしょう。その上は上流でしょうか。それとも、セレブと呼ぶのでしょうか。

 英国の具体例として挙げられたのは、亡きダイアナ妃です。彼女はUpper Classだったそうです。また、サッチャー元首相は、Lower Middle Classの出身で、Upper Middle Classになったそうです。サッチャー元首相は、発音などを矯正したけれど、その生まれは隠せない(完璧な発音ではないという意味)と以前の講義で聞いたことを思い出しました。

 次は、具体的な階級の分類方法です。

1. Accent

 日本における地域差による方言ではないそうです。クラスの上から下への並びはこんな感じだそうです。

R.P.(Received Pronunciation)
Oxford English (大学に由来)
"Sloane Ranger" ("Sloane Square"と"Lone Ranger"の合成語。地域と時代を限定)
"BBC" English (英国放送のBBCで使われているものを指す)
Educated Scottish/Welsh/Irish
Yorkshire
Scouse(リバプールあたり)
Brummie(バーミンガムあたり)
Cockney(ロンドン)

「マイ・フェア・レイディ」の世界です。現代では、クラスレス社会を目指す動きがあり、上流階級の若い世代の方々は、家庭ではR.P.、外ではBBCのように使い分ける方も相当数いらっしゃるようです。(プリンスなど公務のある方などが一般市民に対して、R.P.を使わないのと似たようなもの)そういう新しい中間的なアクセントをESTUARY Englishと呼ばれるそうです。ロンドンに流れるテムズ川は、下町Essexと中流Kentを分けていて、その河口(estuary)から命名されたそうです。R.P.とCochneyの間ということでしょう。

2. Birth

 生まれは大きいです。上流社会出身が夫婦になった場合、苗字は両方がつくそうです。(逆に、苗字が2つで構成されていれば、上流階級)

3. School

 UpperおよびUpper Middle ClassはPublic Schoolに通い、MiddleおよびLower Middle Classだと、Grammar School。Working ClassだとSecondary Modernになることが多いそうです。ただ、英国の場合、貧しさが進学の妨げになることはないそうです。

4. Jobs/Professions

 学校が決まると、自ずと職業もある程度狭められますが。普通の医者(G.P.)ならMiddle Class前後、外科医ならUpper Middle Class前後となるようです。上記の要素もあるので、もちろん確定はできません。

5. Housing

 市の西側が上流側、市の東側が下流側といった傾向だそうです。英国は西側から風が吹き、煙突が林立した昔は、環境面で西側がよかったそうです。

6. Lifestyle

 服装や食事です。

 こういう枠を見ると、日本のほうが「やりなおしの利く社会」のような気がしてくるのは、わたしだけでしょうか。
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2009年01月29日

英国の年間行事

 上智大学で受講している、「クィーンズイングリッシュで学ぶ現代英国事情」シリーズ。11回めの授業は「英国の年間行事」でした。一月から順に英国での主だった行事が挙げられました。

 まずは、1月。
−新年
 新年を迎えるカウントダウンではしゃぎ、お酒を飲む人が多いそうですが、日本ほど特別な慣わしはないそうです。"Auld Lang Syne"を歌うくらいだとか。"Auld Lang Syne"って何?と思ってしまいましたが、日本でいう「蛍の光」だそうです。この時期、英国はかなり日も短く寒いので、みな夏の休暇に思いを馳せて過ごすとか。早くも一月から夏休みの過ごし方を計画する人もいるそうです。

 2月。
−St. Valentine's Day (14日)
 英国では、男性から女性、女性から男性と双方がバレンタイン・カードを贈り合うそうです。日本のようにチョコレートを贈るものではないようです。やはりわたしたちは、菓子メーカーに踊らされているということでしょうか。
−Pancake Day
 日付は不定ですが、通常二月に四句節があります。(四句節は、イースターまでの約四十日間で水曜日から始まります)その前日の火曜日は、Shove Tuesdayと呼ばれ、別名Pancake Dayと呼ばれているそうです。四句節では、肉などを食べないなどのルールがあるため、その前日にパンケーキを焼いて食べる慣わしのようです。

 3月。
−St. Patrick Day (17日)
−Mothering Sunday
 日本の母の日とは違って、宗教と関わりがあり、四句節の4番目の日曜になります。

 4月。
−エイプリル・フール
 新聞は、明らかに(エイプリル・フールだとわかるような)嘘の記事を掲載するようです。朝、新聞を読みながら、え?と思う記事に出くわし、おかしいと思って日付を確かめたら、4月1日だった、という具合だそうです。
−Good Friday 〜 Easter Sunday 〜 Easter Monday
 Good FridayからEster Mondayまでの4日間は、祭日です。Easter Sundayを基準に、その前の金曜日がGood Fridayになり、キリスト教信者は、Hot Cross Bunsと呼ばれる上部に十字架のように切り込みが入った甘いパンを食べるそうです。Easter Sundayには、Easter Eggsを隠しておいて、子どもたちはそれを見つけて(Easter Eggs Hunting)楽しむそうです。また、この日には、Roast Lambを食べる習慣もあるそうです。
−The Grand National
 競馬のような賭け(swwpstakes)が開催されます。
−The Boat Race
 Oxford大学とCambridge大学のボート部が対決するレースです。

 5月。
−Chelsea Flower Show
 ガーデニングが盛んな英国らしい行事です。

 6月。
−Cricket
 英国発祥のクリケットのシーズン。
−Royal Academy Summer Exhibition

 7月。
−The Open
 同じく英国発祥のゴルフのシーズン開幕。The Openといえば、The Open Golf Tournamentを指すそうです。

 8月。
−大学入試結果発表(中旬)
 英国の中等教育と大学で習ったとおり、英国では申請に基づいて、入学する大学が振り分けられます。大学別に入試があるわけではありません。最終的にどの大学で受け入れされるかは、この時期きまります。(英国の学期は秋に始まるため。)

 12月
−Christmas Eve.
−Christmas Day

 後半は授業時間の関係で駆け足になってしまいました。英国が発祥のスポーツも多いこと、ガーデニングの本場でもあることなど、あらためて気付くことが多い年間カレンダーの授業でした。
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2009年01月23日

英国メディア

 上智大学で受講している、「クィーンズイングリッシュで学ぶ現代英国事情」シリーズ。10回めの授業は新聞やラジオなどの「メディア」でした。

 (1)新聞、(2)ラジオ、(3)テレビの3種類について伺いました。

(1) 新聞

A. 分類:

a. National Paper(全国紙)←→Local Paper(地方紙)

 これは、そのまま朝刊←→夕刊の分類になるそうです。全国紙は朝刊のみ。地方紙は夕刊のみ。

b. Quality Paper(高級紙)←→Mid-market Paper←→Tabloid/Popular Paper(タブロイド紙)

 高級紙というのは、日本の日本経済新聞などと同じようなサイズ(Broadsheet)で、それより小さいサイズ(Tabloid)なのが、タブロイド紙です。それぞれの新聞名は次のとおりです。


The Times (18世紀創刊)
The Daily Telegraph (19世紀創刊)
The Independent (20世紀創刊)
The Guardian (20世紀創刊)
The Financial Times (20世紀創刊)


Daily Express
Daily Mail


The Mirror
The Sun
The Star

c. Week Day Paper←→Sunday Paper

 これは週日と日曜日では違う新聞という意味ではなく、たとえば、The Timesの場合、日曜版に限りThe Sunday Timesと呼ばれているということです。米国では週末の場合、すごく分厚くなり、案内広告が多くなりますが、それと似たようなものではないかという印象を受けました。

B. コンテンツ例 (The Timesの場合)

a. Leading Articl

 Quality Paperの場合、日本と同様、社説(Leading Article)があります。The Timesの場合、一番堅い内容のFirst LeaderからユーモラスなThird Leaderまであるそうです。

b. Letters to the Editor

 日本の新聞でもお馴染みの読者投稿欄(Letters to the Editor)もあります。ページの左上のほうは、議員や大手企業の社長などの社会的地位が高いと考えられている方たちの堅い意見から、ページの右下に向かうにつれ、ユーモラスな柔らかい記事に流れていくそうです。議員など公的な立場にある方たちの投稿が載る点が、日本の新聞と違うように思います。

c. 出産、結婚、死亡告知

 料金を支払えば、出産、結婚、死亡などの告知を掲載してもらえます。これをHatch(出産)、Match(結婚)、Dispatch(死亡)と韻を踏んで先生が話されていたのが、印象的でした。

d. 数独

 以前はクロスワード・パズルが定番だったそうですが、今は、数独がブームだとか。日本発の数独が日本以上に英国で人気になっているのは、不思議な感じです。

C. コンテンツ例 (Sunの場合)

a. "page 3"

 女性の艶かしい写真が日替わりで必ず3ページ目に掲載されていることから、"page 3"といえば、そういう写真を指すようになったそうです。新しいことばを生み出す新聞だということでしょうか。

D. 各新聞のニックネーム

The Times → "The Thundere" − いつも政府に強く抗議しているから。
The Telegraph → "The Torygraph" − Tory党を支持しているから。
The Independent → "The Indie"
The Financial Times → "The Pink One" − 新聞紙がピンク色。
The Guardian → "The Grauniad" − 誤植が多いので、Guardianを誤植風に。

(2) ラジオ

 日本に比べ、ラジオが生活に溶け込んでいるそうです。たとえば、この時間の番組を聴きながらいつもアイロンがけするとか、お気に入りのラジオ番組がある人が多いそうです。各チャンネルのおもな放送は次のとおり。

BBC Radio1: Pop, Rock
BBC Radio2: Golden oldies
BBC Radio3: Classical music, Serious talk
BBC Radio4: Talk, Quizz
BBC Radio5: Sports

(3) テレビ

 4局しかありません。日本のほぼ半分の人口なので、日本と同じようにはいかないとのことでした。

a. BBC1 − 最初にできた局。広く一般に受け入れられる内容になっている。
b. ITV (Independent Television) − 商用放送。幅広い視聴者向け。
c. BBC2 − 特定の視聴者向け。(視聴者は3百万人程度。)
d. Channel4 − 特定の視聴者向け。

 全体を通して、わたしにとって一番意外だったのは、仕事で車を活用される方々以外にもラジオを聴いていらっしゃることが多かったことでした。
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2009年01月19日

英国宗教

 上智大学で受講している、「クィーンズイングリッシュで学ぶ現代英国事情」シリーズ。9回めの授業は「宗教」でした。

 英国で宗教と呼ばれて思い浮かべるのは、キリスト教。しかし、それはかなり大雑把な言い方だと思えたほど、こまかく説明を受けました。辞書を引きひきまとめると、こんな感じかと。

Jesus Christ
┣ Orthodox Easter Church (東方正教会)
┗ Wester Church = Roman Catholic Church (西方教会)
   ┣ Church of England (英国教会)
   ┣ Presbyterian (長老派教会)
   ┣ Methodist Church (メソジスト教会)
   ┣ Baptist (バプテスト派)
   ┗ Quaker (クエーカー)

 1989年に実施された調査によると、日曜日に礼拝のため教会に行く人たちの数は以下のようになっています。

 Roman Catholic 1,700,000
 Church of England 1,260,000
 Methodist 512,000

 英国の人口が約日本の半分と考えると、毎週礼拝に行く人は少ない印象を受けました。やはり現代はみな忙しいということでしょうか。ただ、BBCラジオでは、毎週日曜日、"Sunday Worship"などの朝の礼拝番組が放送されています。

 また、教会は、出産(洗礼)、結婚、葬式など人生における行事とも深く関わっていますが、昨今では結婚式を教会で挙げるケースは減っているそうです。日本のように地味婚が流行っているのかもしれません。葬式は変わらず教会で執り行われるようですが、昔のように黒い喪服で参列する人たちは減っているそうです。この点は、日本と事情が異なるようです。

 歴史的背景から、学校と宗教も切り離せない関係にありますが、英国の場合、現代においても、宗教色が(日本に比べて)濃いと思います。規律が厳しく、ドラッグなどにも縁遠く、人気があるそうです。パブリックスクールなどでも、チャペルは必ずあるそうですから。

 あまり宗教に興味がないだけに、知らないことが多かった授業でした。
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